この本は、「勝利への軌跡」をチェックしている真央ファンには、既知の事柄が多いかもしれませんが、それでも興味深く読むことができました。
河南管理栄養士が発行している「えいよう新聞」が数号読めるのがうれしいです。「新聞」というと硬い内容を想像していたのですが、結構楽しい内容。河南管理栄養士いわく、「読んだ瞬間に笑顔になれるものを必ず1か所入れるように心掛けてきたんです」。温かい心遣いですね。
「勝利への軌跡」を見ていたファンは、文章とイラストで見逃していた部分の理解を補強。見ていなかったファンは、この本で初めて真央さんの栄養管理とトレーニングの秘密を知ることができる、といった感じでしょうか。
今までにフィギュアスケート関連の書籍はいくつか発行されていますが、このような栄養管理とトレーニングに焦点を当てたものは初めてではないでしょうか。もしかしたら、真央ファンでなくとも興味深く読める本かもしれません。
この本が編集されたのは恐らく、2010年バンクーバーオリンピック後です(2010年世界選手権についての言及はない)。オリンピック後の、牧野トレーニングコーチと河南管理栄養士のコメントには心温まります。
そして、最後の伊藤プロデューサーの言葉。
「フリーを終えた直後の会見で彼女が見せた涙は、金メダルじゃなかったからではなく、自分の納得いく演技ができなかったことに腹を立てていたのだ」
真央さんはプロ意識の高いアスリート、それを支えるハイレベルでありながら人間味溢れるサポートチーム。リアルタイムでこのようなフィギュアスケート選手を応援できることをうれしく思います。