重い過去を背負った少年が新しい環境に移り自分とは何かといった事を見つめていく…そんなお話。
最近文庫化されている事を知り、久々に読み返しました。
文庫版では最後のモノローグが「忘れるためにここへ来たんだ」から「忘れないためにここへ来たんだ」
に変わっていました。たった一行の変化ですが、これだけでこの作品の雰囲気が大分変わったと思います。
悲しく哀愁のある物語から、過去を受け入れながらも未来に希望を持つ前向きな物語に変わったといいますか…
またこの作品はキャラクターがいいですね、眠兎・時雨・粋花の心模様が如何にも思春期といった感じで良い味出してます。
また所々入る中原中也の詩が少年達の青さを更に引き立たせているなと感じました。
今の浅田弘幸とは絵柄が全然違いますが、若い人に読んでほしい漫画だなと改めておもいました。