夜のニュース番組でこの家族の特集をやっており、
番組で紹介された他にどんな写真(企画?)を撮っているのか
とても気になり、目を通してみた。
芸術的敷居の高さを完全に廃し、たった一枚のために
エンターテイメント性とどうでもいいような細かなこだわりを
徹底的に追求した内容は、ページをめくるごとに
吹き出しそうになる。
一冊全部見終わり、本を閉じると、心底うらやましくなった。
効率優先の昨今、忙しいはずのいい大人が休みを合わせ、
気の遠くなる準備を行い、そしてたった一枚の写真を残す。
家族全員で真面目に、真剣に、そして心底楽しそうに。
こんな家族、その辺にそう転がってはいまい。
いつかはバラバラになってしまうだろう家族。
しかし毎年の惰性の年賀状ではなく
こんなユーモラスな形で記録/記憶を残せる浅田家は
日本が見失いつつある本当の家族かもしれない。