満を持して登場の、CANTAの第五作目となるこのアルバムは、過去の中で最も通して聴きやすいアルバムであると思う。いかにも彼ららしいメロディアスな楽曲の上に、ファンにはおなじみの、心にじんわりと響くルーク節が乗り、無二の世界観を作り上げている。3人編成であることもあり、各パートの音がしっかりと聞こえることも完成度の高さを陰ながら支えていると感じた。
さて、個人的に感じたのは、今回ギターソロが結構増えましたな。最近のCANTAの作品は、割と全体のバランスを重視していたのか、ギターソロがどちらかというと減少傾向にあった気がするのですが、今作はピンポイントで、ルーク氏らしいソロが織り込まれている。
あと、初期に比べて格段にアップした歌唱力も大きなポイントである。ファーストアルバムと比べるとその差は歴然で、彼らが進化を止めることがないバンドであることを物語っている。
気持ちよく、安定して聴ける一枚だ。