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流れる [DVD]

田中絹代, 山田五十鈴, 成瀬巳喜男 DVD
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登録情報

  • 出演: 田中絹代, 山田五十鈴, 高峰秀子, 杉村春子
  • 監督: 成瀬巳喜男
  • 形式: Black & White, Dolby
  • 言語 日本語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 東宝
  • DVD発売日: 2005/08/26
  • 時間: 117 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0000XB5OM
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 21,691位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

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   東京下町の芸者置屋では、表面の華やかさとは裏腹に、それぞれの女たちのせちがらい世界が繰り広げられていた……。
   花柳界に生きる女たちの姿を、成瀬巳喜男監督が淡々と、そして冷徹に描いた秀作。原作は幸田文の同名小説。語り部は住み込み女中役の田中絹代で、女将に山田五十鈴、その娘に高峰秀子、芸者役に杉村春子、岡田茉莉子など、さらには日本映画草創期の大スター、栗島すみ子の久々の銀幕復帰と、そうそうたる女優たちの競演ではあるが、そうした白粉の匂い濃厚な女たちの世界観を極めながらも、妙に派手にすることは避け、むしろ抑えた演技で一貫させながらそれぞれの魅力や哀しみ、はかなさなどを巧みに醸し出していくあたりは、やはり成瀬演出の真骨頂ともいえるだろう。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

幸田文の同名小説を元に、芸者置屋で働く女中の目を通してそこに集う女たちの悲喜劇を描く。梨花は柳橋界隈の花街にある“つたの家”に女中として住み込み始めるが、女将・cccX奴の借金のために店は次第に傾いていく。往年の大女優・栗島すみ子が好演。

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27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
成瀬監督映画の中で一番良くできた作品は「浮雲」だと思います。
でも一番好きな作品と言えば本作品「流れる」です。

東京柳橋の花街を舞台にして、置屋で働く女中の目から見た芸者達の哀歌が描かれます。
何と言っても見所は女優達です。

高峰秀子、岡田茉莉子。現代を代表するこのふたりの2大女優が単なる「小娘」に見えてしまう程とんでもない布陣を組んでいます。

賢い女役の田中絹代。
控えめで、おとなしく、仕事はキッチリこなし、誰からも信頼され、情のある親切な女性。
まさしく田中絹代のはまり役です。
ラスト、芸者達にお菓子を買って来て、同情とも悲しみとも云える顔で皆を見つめるところが素晴しいです。

利口な女役は栗島すみ子。
日本の映画スタア第一号です。
成瀬先生と他の女優が呼んでいる前で、一人だけ監督を「みきちゃん」と呼んでいたと言うエピソードが全てを物語っています。(成瀬監督は自分の夫の助監督だったため)
とにかく凄いの一言です。
頼りになるいい人なのか、油断のならない女なのか最後まで分からないお姐さん役です。
儲け役ではありますが、山田五十鈴ですら吹っ飛ぶ貫禄には脱帽です。

そして残りは愚かな女達ばかり。

中でも、杉村春子の達者さには舌を巻きました。
決して儲け役でもなく、下手な役者がやったらチョイ役の一言で片付けられそうな役です。
なのに魅せてくれます、これが!
芸者なのに氷を口に含んで立ったまま「お帰りなさい」。
酔って浮かれて「じゃじゃんがじゃん」と踊りまくった挙句「おえー!」と吐くシーンはおかしさだけではなく、悲しみや哀れさまで感じさせて、名女優だったんだなァとつくづく認識させてくれました。

勿論、これだけの女優達を統括し素晴しい映画に仕立て上げた成瀬監督の手腕もたいしたものです。

日本映画黄金期の名作中の名作といえるでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この映画の素晴らしさを的確に指摘した多数のレビューが既にあるので、あえてユルく書かせていただく。

主な出演女優の顔ぶれは、
山田五十鈴、田中絹代、杉村春子、高峰秀子、栗島すみ子、岡田茉莉子、中北千枝子
ってあなた・・・。最初は、何かの間違いなんじゃないかと思ってしまいましたよ。もちろん、「子」がつく名前の女優が多いから何かの間違いなんじゃないかと思ったわけではない。余りの豪華メンバーに目を疑ったのである。
しかも、この七人が協力して「斜陽の芸者界」を救おうなんてことはしない。開始直後から、武者修行よろしく一騎討ちを始める。
共演などといえば聞こえはいいが、決してそんな生易しいものではない。気の強い女優ばかりワザと集めて(だから優しさ溢る香川京子などは絶対に出てこない)、現実で演技を競い合わせることでプライドをくすぐり、潰しあう女の戦場「斜陽の芸者界」を完璧に描ききるのである。
『流れる』という題名は、もののあはれを感じさせてまったく絶妙であるが、同時に、女達の生の習性「裏では流れに逆らってしのぎを削りまくる」という真実の姿を、サラリと覆い隠す仮装としても、これ以上無い効果を発揮している。

ちなみに、本物の『七人の侍』である加東大介、宮口精二も、ある意味「斬られ役」として出演していて、いい出汁になっている。

信じられないのは、これだけの群像劇でありながら、それぞれの女優演じる登場人物の個性がくっきりと記憶に残る(全員巧い)ということである。
それから、杉村春子がコロッケにかけるソースや、氷をねだるシーン。山田五十鈴が「じゃ、私ちょっと出かけてくるからね」と言ってタバコをチョイと吸った後に火を消すシーンなど、何気ないディテールがいくつも、いつまでも記憶に残る。ストーリーよりもむしろ、ディテールにこそこの映画の真髄があるような気がする。
そして、セット(美術)。もはや褒め言葉すら見つからない完成度。成瀬の演出は、相変わらずのキレキレ。等、文句の付け所が一つもない。

最後に、この映画は当時としては珍しく、18R指定での公開となった。なんでも、「社会に出る前の若者の心の裏側をどす黒く染めてしまう可能性がある」との配慮からであったらしい(ウソ)。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By emir1969 VINE™ メンバー
1956年作品、白黒映画、原作小説が昭和30年(1955)発表なので早い時期から脚色が開始されていたとおもわれる、「浮雲」を別格とすれば、最も成瀬巳喜男らしい傑作中の傑作、小津作品のような世界的に不変な価値観ではない日本独特のえもいわれぬ儚い情緒こそを楽しむ映画、

時間の経過に「流され」消えて行くものたちへ深い愛情をそそぐ演出はビスコンティ「山猫」からハードボイルドさを消去したようなもの、ラスト10分の静かで深い迫力は「ゴッドファーザー」からやはりハードボイルドさを取り払ったもので充分にかの作品に匹敵するとおもう、三味線の連弾にこれほど情緒を刺激されるようになるなどとは若い頃には想像もできなかったのだが、この作品を楽しめる幸福はこれから更に増すだろうとおもう、

劇は山田五十鈴と田中絹代ダブル主演、高峰・岡田・杉村・中北とオールスター映画、劇中、何度となく山田・田中・高峰がワン・カットに収まる、これが評者には和服をあだに着こなす長身の明治の女・小柄で愚直に甲斐甲斐しく働く大正の女・背筋の真っ直ぐな昭和の女に見えてしまう、それぞれの器量をおとし垢抜けなさを追加すれば自分自身の曾祖母・祖母・母の姿に重なってしまう、劇中盤、注射をむずかる幼女を田中が体堅めで抑えつけるシーンがある、幼児期に同じ行為の記憶がある自分にとって微妙な追憶を刺激される貴重な作品なのである、田中絹代に母の姿を垣間見る世代があるように、評者には祖母を思い出させる女優なのである、

1960年に成瀬&山田は再び同じ地域の花柳界を舞台に「夜の流れ」(カラー作品・DVD未発売)という作品を発表している、たった4年の経過がどれほど東京を変貌させたかが楽しめる映画です、
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最近のカスタマーレビュー
終盤での、「山田五十鈴」と「杉村春子」の三味線の共演は圧巻!
原作は「幸田文」、脚本は「田中澄江」他、白黒作品。

「幸田文」は「幸田露伴」の娘。... 続きを読む
投稿日: 25日前 投稿者: きじとび
流される人生
タイトルは「流れる」ですが、芸者置屋の女たちの運命に「流される」姿が描かれているように感じました。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: レブロン
大通りの裏側、女の生き様
 東京タワーができる前の日本。映画の黄金期、まさに女優が「女優」であった時代です。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: クジャク蝶
追悼、高峰秀子さん。女性社会特有の息苦しさを見事に描いた成瀬巳喜男の代表作。
昭和31年公開、芸術祭参加作品。... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: cure
真の女優
奇跡のような、本物の女優達の競演が見られます。
山田五十鈴の芸者の置屋のおかみの妖艶さと身のこなし。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: M
流れる
柳橋の花街はなくなってしまったので、貴重な風俗史料です。杉村春子は感心しませんが。栗島すみ子は着物の着付、言葉、身のこなしなど柳橋の東京芸者のありし日の姿を彷彿と... 続きを読む
投稿日: 2009/4/8 投稿者: 映画大好き吉田
感嘆
キャストをみて、そして映像を追いながら
田中絹代、杉村春子、山田五十鈴が同じワンシーンのなかでうごいている... 続きを読む
投稿日: 2009/3/24 投稿者: swing
忘れられない
なかなか深いと思った。皆さんが書かれている通り、いわゆる「起承転結」が用意されているわけでもなく、... 続きを読む
投稿日: 2008/12/25 投稿者: sexy-voice
色鮮やかなモノクローム映画
1956年/東宝 (原作・幸田文)

人も時代も、河水の様に流れ移ろうもの。
浮く事もあれば、淀み、沈みもする。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/17 投稿者: echo
成瀬の本領炸裂映画
これこれ、これですよ。この市井の世界が成瀬の本領・本分です。正に成瀬にしか作れない映画とはこう云う作品を云うのです。... 続きを読む
投稿日: 2007/10/25 投稿者: 魅死魔幽鬼翁
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