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流れる砂 (ハルキ文庫)
 
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流れる砂 (ハルキ文庫) [文庫]

東 直己
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

私立探偵・畝原の受けた依頼は、些細なマンションの苦情だった。女子高生を部屋へ連れ込む区役所職員の調査の中で畝原は、彼の父親が、口を封じるように息子を殺して心中する現場に遭遇してしまう。だがそれは、札幌を揺るがす事件の序章に過ぎなかった…。翌日、行方不明の娘を持つ女性の素行調査を依頼された畝原は、殺された職員との恐るべき関係を掴むが―。関係者が殺されるなか、畝原は、巨大な闇の真相に辿りつけるのか!?傑作長篇ハードボイルド。

内容(「MARC」データベースより)

すべき事は、自分でできる。依頼人の必要などない。誰も触れるな、誰も近づくな、もう誰も喪うな。その事件は些細なマンションの苦情から始まった。次第に拡がる現代の深い闇を描く。私立探偵・畝原シリーズ書き下ろし長編。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 642ページ
  • 出版社: 角川春樹事務所 (2002/11)
  • ISBN-10: 4758430136
  • ISBN-13: 978-4758430135
  • 発売日: 2002/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 36,338位 (本のベストセラーを見る)
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By numatri
形式:単行本
 日本のハードボイルド探偵シリーズの傑作はで、私のおすすめは、結城昌治の真木シリーズ、原寮の沢崎シリーズ、そしてこの東直己の探偵・畝原シリーズとなる。小学生の娘をこよなく愛し、一人で育てている、元新聞記者の探偵。畝原。普通に仕事をし、生活し、悩み、家族を守っていく。本書は、そんなきわめて普通の人の設定ながら、己の信じるもののもとに妥協をしないで行動する、畝原シリーズの第二弾だ。上下2段組400ページを超える大作だが、そのスピード感と不気味なリアリティは、時間を忘れて読むことに没頭させてくれる。

 物語は、元校長の親が、市役所につとめる息子を刺し殺し、自らも首を切って命を絶つ凄惨なシーンから始まる。そこから、現代の闇の多さに比例するかのように、事件は多彩な広がりを見せていく。
娘の成長、実兄の不倫、恋人・姉川とのつかの間の逢瀬など、畝原の家族的なものが横糸に紡がれ、物語は、厚みと温もり、苦悩と愛情を交えつつさまざまな連鎖が収束する結末へと向かう。

 『流れる砂』のように、自在に形を変え、棲む場所を変え、留まることを知らない“悪の闇”。明瞭な姿をつかむことができない相手に立ち向かうことは、もはや、 現代の“闇”を通奏低音に展開する畝原シリーズの中でしか楽しめないのだろうか。偽善的正義派の私は、読後、畝原の活躍に称賛を贈るとともに、ちょっぴりそんな虚しい気持ちも味わった。

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形式:文庫
冒頭の父親が子どもを殺して自殺するという衝撃的な場面から始まり、
少女行方不明事件の家族への疑問に端を発した事件は、
生活保護等の不透明な福祉行政、生命保険詐欺、宗教ビジネス、そして警察腐敗の構造
それらがうまく絡んで物語が展開します
見え隠れする怪しい女の正体は何なのか誰なのか?
読ませてくれます 
畝原と姉川のいい歳をした男と女の関係には、子どもじゃあるまいしと笑っちゃいますが・・
 
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 冒頭からいきなり父親が息子を刺し殺す場面から始まる衝撃のスタートですが、その勢いはラストまで続き、私立探偵・畝原シリーズでも実に印象に残る作品です。物語では、新興宗教、保険金詐欺、誘拐、少女猥褻……など非常に複雑な問題が何重にも張り巡らされ一つの線に結びつく、ミステリー要素も盛り込んだハードボイルドです。畝原も恩人である友人が殺され、唯一の娘が誘拐されるが、持ち前のパワフルさと妥協を許さない精神とで事件を調べ上げる。このシリーズの特徴でもある、現代社会の闇を見事に描き、最初から最後まで息を付かせぬ展開はお見事という他ないでしょう。先にシリーズ最新作の「悲鳴」を読んでいましたが、「悲鳴」と共に心に残る作品でした。
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