「労働は商品ではない」
この言葉は、
国際労働機関による、
フィラデルフィア宣言だそうだ。
冒頭にかかげられている、
この言葉が、
派遣労働に対する門倉氏の
批判的スタンスを明確に表していると思う。
派遣労働への言及は要点をしっかりと掴んでいる。
分かりやすいゆえに物足りない点もあるが、
その分は、
以下の派遣労働者への読み応えのある
インタビュー原稿が、
補っている。
ドキュメント「派遣のリアル」
「27歳、女性。大企業の派遣社員。大企業の裏側を見たなぁ…」/「35歳、男性。携帯メーカー派遣。時給で見ると給料は高く思えた…」/「大手派遣会社正社員。『人をものとして捉える瞬間』は必要だけれど…」/「大手派遣会社正社員。派遣スタッフとクライアントの狭間で…」/「36歳、女性。メーカーの派遣社員。ずっと働けるのであれば…」/「38歳、女性。『派遣会社勤務』の『派遣社員』は語る」/「27歳、自動車工場派遣。募集時の条件と全く話が違う…」/「46歳、元教師。製造業派遣の現場はあまりにひどい」/「31歳、男性。医療事務派遣。医療業界に広がる派遣労働の現実」/「34歳、ライター。スポット派遣労働を体験する」
良書だと思う。