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津波災害――減災社会を築く (岩波新書)
 
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津波災害――減災社会を築く (岩波新書) [新書]

河田 惠昭
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

いまだ記憶に新しいスマトラ沖地震津波。巨大地震発生帯に位置する日本列島も、同様の津波に襲われる可能性が十分にある。来るべき大津波に、どう備えるか。重要なのは、被害をいかに最小限におさえるかという「減災」の視点だ。災害研究の第一人者である著者が、津波減災社会の構築へ向けた具体的施策を示す。

内容(「BOOK」データベースより)

いまだ記憶に新しいスマトラ沖地震津波。巨大地震発生帯に位置する日本列島も、同様の津波に襲われる可能性が十分にある。来たるべき大津波に、どう備えるか。重要なのは、被害をいかに最小限におさえるかという「減災」の視点だ。災害研究の第一人者である著者が、津波減災社会の構築へ向けた具体的施策を示す。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/12/18)
  • ISBN-10: 4004312868
  • ISBN-13: 978-4004312864
  • 発売日: 2010/12/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
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 津波という言葉がそのまま海外で通用するほど、津波災害が一般的な
日本であっても本当の津波への理解が乏しいのだということが実感させ
られる著作である。

 津波が、普段海で見掛ける瞬間的に発生消滅する波と異なり、莫大な
エネルギーを含む巨大な水塊であり長時間継続する流れであること。
発生地点からの距離、海岸の地形、反射波などにより正確な津波予測が
困難であり、複雑極まりない生成過程によって津波が生じることを専門
的な知見から詳細に語られている。

100年単位で繰り返される低頻度災害とされる津波は、意識的に知識を
伝達する必要があり、かつ常日頃の対策が必要であることを本書は訴
えている。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
有益な啓蒙書 2011/5/12
By iccinc
M8.8の地震のエネルギーは広島原爆22,000個相当とか、日本のエネルギー消費量15ヶ月分に相当(2006年)など記述は具体的で判り易い。
小学教科書のせいで95%の人が引潮の後で津波到来と誤解している、地震の強弱より一分以上の長い地震が津波の恐れ、歴史が浅く過去の記録に乏しい北海道(多分、米大陸も)の津波経験は余り参考にならない、津波は海底から海面までの海水が一体となった動きで台風の波浪のように海面付近の海水の動きとは本質的に異なる、など門外漢にとっては有益な情報が多々記載されている。

南海大地震時の紀伊水道、大阪湾などの反射波を含む津波問題の指摘に対してどのような対策をすべきか悩ましい問題である。瀬戸内海養殖いかだの被災予想海域図など参考になる具体的情報が列挙されている。
南海地震を想定した紀伊水道から瀬戸内海の詳細なシミュレーションは参考になり、興味深いが、三陸や日本海のこの種の研究はどうなっているのであろう。
著者は京大なので、関東、三陸は東大、東北大が頑張らないといけないのだろうか?

この様な国土にエネルギー政策の中核に原発を据えて来た日本国民の能天気さも大いに反省すべきである。
海岸に原発が集中している日本では本書の南海地震時の津波解析のような研究が日本の主要海岸についてもなされているのであろうか、大いに気になる所である。

3.11のM9.0津波のカリフォルニア海岸への到達はニュースになったが、チリ海岸へは到達しなかったであろうか?
チリから三陸へは津波が度々襲来しているが、逆方向はどうなっているのか興味がある。

反省と将来の各種対策の参考として必読の書。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
3.11東日本大震災が発生する直前に出版された本。
津波災害に関する自然科学、社会科学、実践科学がバランスよく書かれ、まさに3.11の津波発生時の避難行動や今大変な状況にある被災地や、ようやく復興に向けて動きつつある行政と重ね合わせてみると、様々な課題が浮かび上がってくる。

まず著者が繰り返し述べているのは、津波とは波ではなく「流れ」であるという。すなわち、いくら堤防や護岸を作っても大量の海水の前進があるのでいとも簡単に破損してしまう。
もし10メートルの津波がやってきたら、どのような護岸や堤防も乗り超えて背後の市街地に津波氾濫が起こる。

また、再三の津波に襲われている三陸であっても、災害後に高地移転などを試みているが10年も経つと大半が元の集落に戻ってしまう。今の東日本大震災後のマスタープランもよほど生活する人々のことを考えたものとしなければ、同じことを繰り返してしまうのではないかとも思える。

そしてさらに考えておかなければいけないのは、東海・東南海・南海地震である。いずれも、今後30年以内に発生する確率は50〜90%と高いものとなっているし、プレート境界地震であり必ず起こるものである。
とすれば、東日本大震災を教訓とし、いち早い復興とともに考えなければならないのは、大災害への備えと被害を最小限にとどめるための対策である。

本書は、それらについても詳しい。特に、東京で大津波が発生した場合のシミュレーションとなると、避難民の行き先が心もとない。なんと100万人単位での避難民が発生し、広域避難に伴う課題が様々に発生するという。

歴史をさかのぼると、津波により滅んだクレタ島のミノア文明、ポルトガルが弱体化するきっかけとなったリスボン大津波など、津波とともに衰退していった国もみられる。

津波に加えて原子力発電所の被災という未曾有の大災害に日本はあえいでいるが、いまここでしっかりとした国民意識を高めて、災害に強い国として生まれ変わり、次の震災に備えておきたい。
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投稿日: 9か月前 投稿者: まんがバカ一代
一般人の災害知識は盲点だらけ
と感じさせる内容だった。

・津波は第1波が一番大きい
・津波は引き波から始まる... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: たきてん
読み終わって壁に叩きつけた、なぜこれを読んでおかなかったと
本書が刊行されたのは震災の三ヶ月前。忙しくて後で読もうと思って積んでおいた。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: あきすけ
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東日本大震災のわずかまえに出版された本だ. ここには,津波のメカニズムから避難のしかたまで,さまざまな知識がもりこまれている.... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: Kana
東日本大震災後でしたが。
読んでおけばよかったと思いましたよ。

私被災したんですが、何事も起こってからでは遅いです。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: hallow
最も恐ろしい天災の「津波」だけは常に後世に言い伝えなければ。
本書は昨年2010年12月17日発売だから「3.11」の3カ月前だ。2010年2月27日発生チリ沖地震津波をきっかけに書かれている。津波の恐ろしさを常に伝える努力... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 正義の味方
泥縄でもいい。読まねばならない。
かくいうレビュアーも、本書を買ったのは3/11である。
災害が先で本書が後だった。

これから読まれる方は同じように、... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: dejima2001
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