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この本を読んで、武道(少林寺拳法や合気道)の修行が、
そのまま相手を洗脳する手法であることに気づき、驚かされた。
相手の目をじっと見ること、相手に自分の呼吸を悟られないようにすること。
すべて相手を精神的に圧倒し、戦わずして勝つ方法だと説明されていたが、
実は、精神的な「洗脳力」で相手に打ち勝つ方法だったのではないか。
そして、座禅を組み瞑想することにより、
変性意識を生成しやすくなると説明されているが、
これは、少林寺拳法でのトレーニング後の瞑想の時間に相当する。
「異性を好きにさせるよう洗脳することも可能だが、
その場合には結婚するつもりで」、というくだりにはちょっと笑った。
苫米地先生の倫理観は古風過ぎるほどなので、
洗脳の本とはいえ、安心して読めることを保証する。
苫米地先生への逆洗脳は掛からないのでご安心を。
しかし、その洗脳から身を護る技術や
逆に洗脳を上手く自分の為になるように使う技術を
この本は分かりやすく解説してくれています。
特に体を使う技術に関しては図を使って解説してあるので
それをみながら呼吸法やイメージトレーニングなどを繰り返すことで
ある程度は上達すると思いますよ。
変性意識状態やホメオスタシス、マインドエンジニアリング
アンカーとトリガーなど専門的な言葉もたくさん出てきますが
分かりやすく解説されていますし、事例も多いので
こういった本の中でも読みやすい方だと思います。
著者はこの分野の権威ということで、
実際にオウム真理教の信者を脱洗脳させた経験もあるそうです。
他にもいろいろなケースを体験されているので
理論だけでなく経験からも多くのことを学べる本です。
人の意見に振り回される傾向の強い方や
悩んだり迷ったりすることの多い方にはお薦めの本です。
このような手法が世の中で悪用されないことを祈ります。
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