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泣き虫ハァちゃん
 
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泣き虫ハァちゃん [単行本]

河合 隼雄 , 岡田 知子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「ほんまに悲しいときは、男の子も、泣いてもええんよ」「兄弟ちゅうもんはええもんや」兵庫県丹波の野山を五人の兄弟や同級生たちと駆け回り過ごした、健やかで愉快な少年時代。自分を作ったかけがえのない幼い日々を、エピソード豊かに描いた物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

河合 隼雄
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者、京都大学教育学博士。京大理学部卒業後アメリカ留学をへて、スイスのユング研究所で日本人として初めてユング派分析家の資格を取得、ユング分析心理学の理解と実践に貢献する。国際日本文化研究センター所長、文化庁長官などを歴任。著訳書多数。五十歳をすぎて始めたフルートはコンサートを開く腕前、冗談好きで「日本のウソツキクラブ」会長を自称するなど、幅広く活躍した。2007年7月逝去

岡田 知子
1965年富山県生まれ。広告制作会社にグラフィックデザイナーとして勤務後、イラストレーターとして独立。透明水彩や鉛筆を用いて、主に出版・広告方面で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 189ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/11)
  • ISBN-10: 410379108X
  • ISBN-13: 978-4103791089
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 河合先生の子ども時代にタイムスリップ, 2008/3/17
By 
寧夢 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 泣き虫ハァちゃん (単行本)
沢山の兄弟、泣き虫の自分、子供心に楽しい・面白い・悲しい・寂しい・恥ずかしい・腹立たしい。
色んな感情が渦巻く感受性豊かな子ども時代を、「ハァちゃん」という分身でもって回想する本。「こどもの宇宙」や童話の世界を大事にしていた河合隼雄先生の、ほのぼのした日常が穏やかな眼差しで描かれている。

先生が亡くなられ、話は途中で終わっているものの、尻切れとんぼという感じではなく、ちょうどいい所で終わっている絶妙な終わり方。ふと、また続きが始まるような、何気ない別れ方、終わり方も、いかにも先生らしいような気がする。

挿絵も涙が滲んだような、ちょっとはにかんだような水彩で淡々と描かれているのが、何ともいえない雰囲気。坊主頭の少年の笑顔が、晩年の先生の笑顔と重なって見える人も多いだろう。子供の世界、遊びの中に心の世界を求めた河合隼雄の原点を、垣間見たい人にお勧め。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 河合先生の少年時代の原風景, 2008/2/26
レビュー対象商品: 泣き虫ハァちゃん (単行本)
去年7月に亡くなられた臨床心理学者の河合隼雄先生の遺作。
『家庭画報』2006年2月号〜2007年1月号に連載。執筆半ばにして天に召されました。

主人公は、6人の、男ばかりの兄弟の5番目である城山隼雄(ハァちゃん)。
時代は戦時中、故郷である丹波篠山を舞台に、幼稚園から小学校4年生までの物語です。

子どもが生まれてから、先生の著作を沢山読ませていただきました。
子どもに対しての先生の目線は、このような生活の中で育まれてきたのだと、この本を読んで感じました。
優しい色調の挿絵と相まって、家族っていいなあとしみじみ思わせてくれます。
もっともっと続きを読みたかった・・・

巻末の谷川俊太郎さんの詩は、きっと先生を慕う全ての人々の想いだと確信します。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 子どもの気持ちを描いた作品, 2010/7/25
Amazonが確認した購入(詳細)
 河合先生の遺作となった自伝的小説ということで、大変期待して読ませてもらいましたが、期待通りでした。分析的な解釈が物語に織り込まれているかと思っていたのですが、これは純粋な物語です。子どもの本心、成長が優しいタッチで描かれています。岡田知子さんの絵がまたよかったです。そして、最後の先生の奥様、谷川俊太郎の詩、など、最後のページまで読み応えがありました。河合先生が後世に残しておきたかったお話、なのでしょうか。子どもの心は、いつの世も変わらない、と伝えたかったのでしょうか。村上春樹氏も言っていますが、まだまだ、いろいろなことについて、先生の解釈を聞きたいと思い、残念に思います。
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