やはりどうしても、納得いかない。
何のことかというと、このCDに参加している、あるひとりの青年が、一時的に―それも、いつまでなのかは判らない…―我々の前から姿を消そうとしている、そのことだ。
彼は、そこまでされるほど、そんなにひどいことをしたというのだろうか。
「どう考えてみても、明らかにおかしいこと」が通ってしまう、それが芸能界なのだろうか。
わからないし、納得がいかないというのが、正直な気持ちだ。
しかし、そんな中でも、親しい共演者たち、そして彼のファンたちの想いは「また会える日を待っている」、という一点において共通しているはずだし、この曲を、いつか帰ってくる彼の旅立ちに贈り、彼の手を握り、そしてしっかりと抱きしめてくれたプロデューサー=カシアス島田には―好きじゃない部分もあるけど、今はそれは置いといて…―、彼の存在に少なからず癒されてきた者のひとりとして、本当に感謝したいと思う。
それにしても、いい曲だし、いい歌詞である。
「弱虫サンタ」のカップリングで『つるのうた』にも収録された「何もかもが君だった」の時も思ったが、こういう繊細な心模様を描かせると、カシアス島田という人は本当にうまい。
それはもう、くやしいほどに。
つるちゃんマンの熱唱と崎本くんの抑え気味な歌唱が絶妙なバランスを保っているフレンズバージョンもいいが、個人的にはやはり、心静かに聴くことができるオールスターズバージョンが気に入っている(このバージョンの中では、里田MANが全体の牽引役を果たしている感じで、がんばっている)。
おしまいの方では、歌声がPaboと羞恥心の6人だけになっているようにも聴こえて、そんなところにも胸を打たれるのだ。