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波羅蜜
 
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波羅蜜 [単行本]

藤沢 周
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

最も邪悪でダーク。生と死の狭間で繰り広げられる危険なゲームに巻き込まれてゆく葬儀プロデューサーの<俺>。純文学巨編。

内容(「BOOK」データベースより)

明滅する生と死の狭間で、繰り広げられる危険なゲーム。人間の底知れない闇を描く、ノワール純文学巨篇。

登録情報

  • 単行本: 440ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2010/3/20)
  • ISBN-10: 4620107522
  • ISBN-13: 978-4620107523
  • 発売日: 2010/3/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 603,010位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
聖と俗 2010/5/23
形式:単行本
 藤沢流超ノワールな世界が、何と葬儀業界にて炸裂。葬儀に参列するたびに「葬儀って不思議……」と思いつつ、悲しみや忙しさに紛れてじっくり観察できずにいたので、「サイゴン・ピックアップ」で僧侶たちを描いた藤沢周がこの業界を描くと知って、不謹慎ながらわくわくしてしまった。
 期待は裏切られることがなかった。霊安室や葬祭場の独特の雰囲気、遺族の悲しみと対照的に、そこで交わされる葬儀業者どうしの渇ききった、唯物的な会話、裏取引をしている大病院の看護婦との淫靡な関係、疲れ果てて帰る部屋の、暗闇に青い光を放つクラゲの水槽、そして自死を望む高名な男たちの謎の組織「ダビデの心臓」の妖しい隠れ家や、そこに隷属(君臨?)する謎の女タエマ、自殺者の遺髪の編み込まれた不吉な曼荼羅絵……まさに藤沢ワールド全開。大満足です!
 いつもながら主人公の感じる日常のべったりと貼り付くような疲労感、徒労感、俗なものごとや俗なふるまいに対する執拗な苛立ち、かと思うとふいにすべてを投げ出してしまうような乾いた自棄的な孤独感、そして時に暴力的で攻撃的かつ通俗的な言動……これら全てが藤沢作品の魅力で、作者自身が主人公の目線で現実を緻密に観察しているし、読者はその目線を(あるいは聴覚・嗅覚・触覚・味覚も)共有する、いや、させられる。そしてその根底には、聖なるものへの憧憬と、俗なるものへの憤怒、あるいは聖なるものへの嫌悪と俗なるものへの渇望がないまぜになっている、気がする。
 ……と言うか、とにかくおもしろい。いつもはあまりしないけど「波羅蜜」は脳内ドラマ化してしまった。主演・大森南朋、小池栄子、田中要次・麿赤児で……って、ここ親子じゃん!
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悲惨な小説 2011/1/1
形式:単行本
かなり分厚い単行本で期待して読み始めた。
ぐんぐん高度が上がっていく感じがして好ましかったが、途中から迷走しはじめた。
で、制御不能になって墜落。
これは悲惨な小説ではないか。
とにかく、「ダビデの心臓」関係者の言っていることが分からない。
「狂人集団」だから、では話にならない。

1これまでの作品に比べ印象的な描写がとてもすくない。
2人の死に対する洞察が浅い。
3登場人物の行動が唐突でマンガチック。また、意味不明な台詞が多い。
4これまでの作品にも見られたが登場人物の類型化。
5終結が唐突&わけが分からない。

以上のような理由から、これは星一つという残念な評価となった。
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