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波打ち際の蛍
 
 

波打ち際の蛍 [単行本]

島本 理生
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説!!

内容(「BOOK」データベースより)

DV、刻まれた怯え、求める心と拒む身体―痛みを超えて、もういちどわたしたちは、恋をする。

登録情報

  • 単行本: 203ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/7/31)
  • ISBN-10: 4048738739
  • ISBN-13: 978-4048738736
  • 発売日: 2008/7/31
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 337,335位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追い虫 トップ1000レビュアー
形式:単行本
丁寧に丁寧に、繊細な壊れやすいものをいたわるように描かれている。
久々に島本さんらしい透明感のある作品を書いてくれたように思います。
気持ちは間違いなく惹かれあっているのに、体と過去がそれを受け付けられない。
近づきたいのに、近づけない・・・二人のもどかしさが手に取るように伝わります。

でも主人公の麻由が恋する蛍って、麻由の心が溶けていくのをゆっくりと待ってくれる優しい男なんだろうけど私はなんか信用できない。
すごく大人な男として描きたいんだろうけどそうは見えないっていうか、
「ナラタージュ」の時にも感じた島本さんの“男性の描き方が甘い”という弱点がここでもでてきちゃったように感じる。

麻友を元カレから救った従兄弟のさとる君と、揚げ物が大好きな紗衣子さんがすごーくいいキャラで素敵です。
さとる君がいい男すぎるから余計に蛍がかすんで見えるような・・。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 譲葉
形式:単行本
「ちょっと目を離したら、すぐに遠くへ流されちゃいそうだから。ここにいれば、俺がずっと、白線の外側に」

島本さんにのめり込む切っ掛けとなった一冊です。

普段それほど小説を読まない自分でも“透明感のある文章”と感じたことにまず驚きました。
そんな文章の中で、「カシスオレンジ」「牛丼」「銀色の花びらが舞っているレターセット」など、食べ物や小物の描写がぱっと浮かび上がっているように感じました。
特に大きな出来事が起こるわけではない流れなども含めて、「これこそ島本理生!!」と、勝手に思っています。
『生まれる森』『リトル・バイ・リトル』が好きな人には絶対に読んで欲しいです。

過去の体験から男性不信のような状態に陥っている女性が、包容力のある男性に少しずつ心を解きほぐされていく。
心の変化のスピードはじれったいほどゆっくり。
相手に触れるか触れないかの心が繊細に描かれ、ちぎれるんじゃないかというほど切なさを刺激されます。

一度鬱になりかけた身としては、昔の友達に会ったり、新しい服を買ったりするだけでパニックを起こしそうになる麻由の気持ちが痛いほど分かります。
そのため、優しさや思いやりに溢れるラストには、とてつもない爽快感を感じました。
いつに読んでも好きですが、夏に読むと更に良いです。

蛍といい、“神様みたいな包容力と理性”を持っていると書かれる従兄弟のさとる君といい、こんな男性が現実にいたら…と、つくづく思います。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
相手役の蛍の存在がいまいち霞んでしまっているような印象。
読みやすい文体ですが、登場人物にいまいちインパクトがない。
(別作品でもいえることだと思います)
別作品と似たようなタイプの主人公(繊細で、傷つきやすい)なので、この話では題材的にこれでいいと思いますが、そろそろタイプの違う作品も拝読してみたいです。

でも安定した文章なので、安心して読み進められますし、緩やかな感じで迎える結末も悪くないです。
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