この本はフーリエ変換についての記述に比べて、ウェーブレット変換についての記述が充実している。ウェーブレット変換とは、ご承知の通り、時系列信号をウェーブレットの伸長・出現時刻の2次元で表現する手法だが、「グラフ」ボタンをクリックする場合のプログラムが抜けているため、肝心の「2次元で表現する方法」に関しては何の記述もない上に、グラフの「怪しさ」を検証できない。そもそも、プログラムの書き方があまりに雑。変数名の付け方からド素人かと疑う(m,lのローカル表現をmm,llなど)。「科学計測のためのデータ処理入門」といい、日本には、ウェーブレット変換に関するまともな本がさっぱり見当たらないのはなぜ??