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波乱の時代(下)
 
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波乱の時代(下) [ハードカバー]

アラン グリーンスパン , 山岡 洋一/高遠 裕子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

【上巻は回顧録】
本書は、ふつうの回顧録ではない。18年間にわたって世界経済の司令塔として
活躍したグリーンスパン前FRB議長。

上巻では歴代政権で果たした役割を語り、そのとき、何を見つめ、何を考えていたのかを明かす。

下巻では、資本主義や金利についての「グリーンスパンの哲学」をすべて述べる。
さらに、中国やインドの発展、広がる格差、エネルギー危機など
今日重要なテーマを論じたうえで2030年の世界の姿を予測する!

・日本のバブル崩壊を、どう見ていたのか?
・サブプライム問題で揺れるアメリカ経済の行く末は?
・ブラック・マンデー、LTCM危機、9・11でグリーンスパンが果たした役割。
・中国、インド、ロシアの未来。
・資本主義や金利についての「グリーンスパン哲学」
・なぜ所得格差は広がり、そこから何が起こるのか?
・エネルギー危機をどうやって乗り切るべきか?
・日本経済に今いちばん必要なものは何か?

【下巻は未来予測】
本書は、ふつうの回顧録ではない。18年間にわたって世界経済の司令塔として
活躍したグリーンスパン前FRB議長。

上巻では歴代政権で果たした役割を語り、そのとき、何を見つめ、何を考えていたのかを明かす。

下巻では、資本主義や金利についての「グリーンスパンの哲学」をすべて述べる。
さらに、中国やインドの発展、広がる格差、エネルギー危機など
今日重要なテーマを論じたうえで2030年の世界の姿を予測する!

レビュー

エコノミスト誌(『日はまた昇る』の著者、ビル・エモット)
不世出の名FRB議長、国家と市場の未来を語る!

【全米、初版100万部!】
世界各国で大ベストセラー記録中。
Amazon.com総合
ニューヨーク・タイムズ紙(ノンフィクション部門)
ウォールストリート・ジャーナル紙(ノンフィクション部門)
ワシントン・ポスト紙(ノンフィクション部門)
USAトゥデイ紙総合
バーンズ&ノーブル書店(Web)総合
パブリッシャーズ・ウィークリー誌(ノンフィクション部門)
......ほか、世界各国で大ベストセラー、ランキング第1位を記録。
これからの世界と経済を語る上で、欠かすことのできない1冊!

【各紙誌絶賛!】
「グリーンスパン氏はこの本で、ついに、彼が何を考えていたかをわれわれに教えてくれる。きわめて高い地位にあった人物の回顧録としては、本書は驚くほど率直な語り口で書かれている。本書の大部分は明らかにエンターテインメントと言えるだろう。」
----ニューヨーク・タイムズ紙(デービッド・レオンハート記者)

「この作品は実際、二つの本が一つになったものだが、じつにうまく一体化している。前半は著者の回顧録であり、アメリカ経済が過去50年間、どのような道筋をたどってきたかが分かる。後半はテーマ別になっていて、今の世界がどのように見え、どのように機能しているかに関するグリーンスパンの見方を示すとともに、それが2030年にはどのようになっているかの予言を行っている。」
--


登録情報

  • ハードカバー: 400ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2007/11/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 453235286X
  • ISBN-13: 978-4532352868
  • 発売日: 2007/11/13
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 61,609位 (本のベストセラーを見る)
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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:ハードカバー
 印象的なのは2000年に当時の宮沢蔵相と語った内容。グリーンスパンはアメリカ的な不良債権処理の処方箋を提案したのに対し《宮沢蔵相は、穏やかな笑みを浮かべながら、こういった。「アラン、日本の銀行の問題について、じつに鋭い分析をしてくれた。対策についてだが、それは日本のやり方ではない」》(p.56)という答えが返ってきたそうです。それと同時に日本の年金給付水準は将来維持できないことに関してどう対処するのか?と日本の高官に尋ねたところ《給付水準を下げるし、それは問題にならない、日本人は制度の変更を国益の中で考える、それで十分なのだ、という答えが返ってきた。アメリカの議会や有権者が、ここまで合理的に振る舞うとは想像できない》(p.57)としています。

南米に関しては容赦なし。この地域の経済を停滞させているものはポピュリズムだというんです。《経済的な特権階級が抑圧者とみなされている社会で、社会の行き詰まりに対して、貧困化した大衆が起す反応》が経済的ポピュリズムだ、と。ポピュリストたちは単純な解決策を示せば、差し迫った問題から目をそらせると考え、金利が高くなったら紙幣を刷り、国内に雇用不安が起これば輸入を禁止するなどの単式簿記的な発想でしかものごとに対処できず、政策は早晩うまくいかなくなるので、指導者はカリスマ性だけで生き延びようとする、とか。

《知識が失われることはないのだから、生産性はつねに上昇する》なんて言い回しは好きなんですがね。
このレビューは参考になりましたか?
形式:ハードカバー
 上巻の回顧録調から打って変わって、下巻では著者から見た世界経済の現在と未来が語られている。まずは日本や欧州、中南米など、世界経済のキーとなるような国の経済政策のこれまでの傾向について語り、エネルギー問題や高齢化問題など、今後の世界経済の大きな課題の原因を、新自由主義的な視点から分析している。日本の経済政策に対する分析や、アメリカの教育問題に関する分析など、かなり率直に思ったことを語っているように見受けられる。
 ただ、大きな課題設定としては適切だとは思うのだが、その解決は全て新自由主義によるのが適切だと言う単純さは、心霊現象の原因は全てプラズマだ、という思想に似た危うさを感じる。確かに、経済は市場を無視して成立するものではないが、市場は非常に大きな力には容易に屈するものである。市場はその過程において正しいかもしれないけれど、結果が最善とは限らないと思う。

 物理学では、古典力学で大きな物体の動きが説明できるようになり、量子力学により非常に小さな物体の動きが確率論的に予測できるようになった。そして古典力学は量子力学の近似として説明できることも分かった。つまり、非常に小さな原子の動きも、それが寄り集まって出来た星の動きも、根本的には同じ理論で説明できるわけだ。この理由の一つは、同じ種類の原子は全く同じ性質を持つことにあると思う。つまり、どの原子を選んでも、種類が同じならば挙動は同じなのだ。
 一方、経済学は人間の行動を予測する学問だ。そして経済の構成要素たる人間はそれぞれ異なる。このことが予測を難しくしている。確かに大部分の人は同じ状況では同じように行動を取るかもしれない。しかし、他人より儲けようと思い実行できる人は他人と違う行動を取る。これが経済学が理論として完成し得ない理由の気がする。
 さらに問題なのは、大金持ちの経済に対する影響力は、普通の人たちの経済行動をほとんど無視できるほど大きいということだろう。こう考えると、経済における人の集団は必ずしも均質とはいえず、寡数の大資本家の影響によって左右されることもありうるだろう。だから、市場が全体にとって最善の結果をもたらすわけではないと思うのだ。

 市場は確かに正しい。しかし、正しくない行動をする人にも最良の結果をもたらすために、より良い経済政策のあり方を探す姿勢は失わない方が良いだろう。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
経済学の様々な理論があり、世界各国の様々な統計データがあり、FRBスタッフの作成する様々なレポートがある。
そこに、こういうものの分析を天職とするような議長がいれば、いろんな経済的事象が説明でき、また、説明できないことは説明できないと言えてしまう。。。

世界に向けて、「これまでの理論では説明がつかない」とか「いままで経験したことのない事態が起こっている」と言うのは結構大変なことなんだろうなと思いました。
なぜか分かりませんが、経済学を勉強してみたい気分になりました。

細かいところでも、例えば、工場の動力が蒸気から電気に変わるのに長い時間がかかったことの説明や、2030年を占う上で知的財産権のあり方にまで言及していることなど、いちいち感心してしまいました。

日本についてのコメントがほとんどなかったのにはショックを感じました。この大著で、2030年の日本はたったの6行!!
このまま行くと、日本は世界経済の中では忘れ去られるんですね。
何とかしないと。
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