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波の塔〈下〉 (文春文庫) [文庫]

松本 清張
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

結城頼子の夫は政治家がらみの情報ブローカーで、R省を舞台にした汚職事件に深く関わっていた。特捜部の担当検事として捜査をし、喬夫は初めて頼子の真の姿を知る。悩んだ末に新たな道に踏み出そうとする喬夫だが…。新任検事と被疑者の妻の悲恋を、彼に憧れる若い女性の思慕と対比して描いた異色の恋愛小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松本/清張
1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第6回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 407ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2009/9/4)
  • ISBN-10: 4167697238
  • ISBN-13: 978-4167697235
  • 発売日: 2009/9/4
  • 商品パッケージの寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
投稿者 宮寺良平
形式:文庫
政治の黒幕である頼子の夫の計略は結城頼子と小野木喬夫の運命を大きく変えて、二人の悲しい愛は急展開していく。
二人の気持ちがすれ違って行く部分なども、読者をはらはらとさせるが、むしろ現実味がある。
本当に追いつめられたときに、人がどのように行動するかを描くのも作者の力量である。
クライマックスに関しては、人によって評価が分かれるだろうが、強く心に残ることは間違いない。
何故主人公たちはこのような行動をしたのかとか、私だったらこうすると言うようなことを考えさせるという意味で、女性週刊誌での連載では特に好評だっただろうし、ドラマでも多くの人の心を動かしただろう。
この小説の前半では、偶然が起こりすぎるというような欠点があったが、後半は筋に関しては精密に出来ていると思う。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 哀し過ぎる結末 2008/10/3
投稿者 JONNY
形式:文庫
話の展開から予想できた結末だったが、
こうするしか終結しなかったのであろう。
仕方がない結末は本当に哀し過ぎる。

上巻の最初に出てきた樹海が最終章で威力を発揮する話の妙に、
深い味わいを感じてしまった。

恋愛ミステリーの最高峰である。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 何を書かせても天才 2012/9/5
投稿者 新宿屋
形式:文庫
いやあ恐れ入りました。言わずと知れたミステリの大家ですが、恋愛小説を書かせても読者を引き込ませるものがあります。
それは作者の類いまれな文章力と全ての登場人物をリアルに描くことができる眼力のなせる技でしょう。
胸に迫るものがあり独特の読後感もたまりません。
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