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法隆寺を支えた木 (NHKブックス 318)
 
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法隆寺を支えた木 (NHKブックス 318) [単行本]

西岡 常一 , 小原 二郎
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 966 通常配送無料 詳細
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法隆寺を支えた木 (NHKブックス 318) + 木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)
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登録情報

  • 単行本: 226ページ
  • 出版社: NHK出版 (1978/06)
  • ISBN-10: 4140013184
  • ISBN-13: 978-4140013182
  • 発売日: 1978/06
  • 商品の寸法: 18.2 x 13 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「聖徳太子」についての勉強会で、講師の先生から薦められたのがこの本。著者の西岡常一さんは、もうなくなってしまったけれど、最高の宮大工として知られた方。

「木を買わず、山を買え」

これは柾目の木だけで建物を作ろうとするなという戒め。 エリートばかりだと会社はつぶれてしまうというのに似ていませんか?

「搭組みは、木組み

 木組みは、木のくせ組み  木のくせ組みは、人組み  人組みは、人の心組み」

といった宮大工の口伝は、会社運営にも通じる極意。

スペシャリストとして、物事を極めた人の言葉は、普遍性を獲得し、ジェネラルなものになるのだと、あたらめて思い至った名著です。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
文化功労者、宮大工棟梁の西岡さんと学者の小原さんの合作本。西岡さんの宮大工棟梁の経験と木への思いを学者の小原さんが実証データを駆使しながら丁寧に説明補足している。二人に共通することは木へ愛情だ。最初に西岡さんの聞き書き的な文がありその後やや論文調の小原さんの木に対する多面的な分析がある。この本の出版は1978年(昭和53年)西岡さん68歳頃のものであったと思われその後の著作の端緒のものであろう。

法隆寺大工としての個人史はいわゆる匠が形成されてゆく過程と内実が如実に語られていて印象深い。現代でも大工や技能工など体で覚えてゆく職種はあるがその基本形とでも言えそうな職業観である。そして宮大工として古代建築に関わる過程で木の自然力を感知、体得してゆく中でそれと一体になる程の思い入れを持つ。法隆寺解体修理の時、樹齢2000年のヒノキが1300年もの間法隆寺を支えてきたのを見て「それは神のようだ」と言っている。台湾で2000年のヒノキを伐りに行った時なども「宮大工の良心に誓ってその命を殺すようなことはいたしません」と一心に拝んだそうだ。これらの言葉の中に含まれる内容こそ西岡さんそして小原さんに共通する思想ではないだろうか。

学者の小原さんは木の構造、評価、強さの秘密、分布、針葉樹と広葉樹、老化の仕組み、木と彫刻、木材輸送などテーマごとに詳細な説明と解釈がつけられている。広葉樹が針葉樹より後期に出現したこと、その細胞構造が違うので樹種の特定は木片を分解して調べること、なぜヒノキ(木)が鉄や金属より強く長持ちするのか等など興味ある内容がいっぱい。木や森に関心がある人に限らず自然の力を信じている人には参考になる書物だろう。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 八雲立つ VINE™ メンバー
日本の木造建築の素晴らしさを世に伝えた記念碑的著作。だが今読み返すと、多少、本としての落ち着きのなさも感じてしまう。
伝統建築を手がける大工と木材科学研究者の視点が異なるのは当然としても、やはり両者のかみ合わせは難しい。
また、木材を使った建築物でも、法隆寺と建売り住宅で、どうしてこうも違ってしまうのか?
単なる木造建築礼賛では、ことは片付かない。要は、つくりかた、メンテの入れ方、手間の掛け方。これがコストを要求することを見落とすと、やはり特殊な夢物語に終わってしまう。

この本の魅力は、やはり現存する世界最古の木造建築物・法隆寺を前面に採り上げたことに尽きるだろう。
法隆寺建築の素材(=木材)に興味がある人は棟梁・西岡常一さんの「木に学べ」(小学館文庫)に進めばよいだろうし、空間デザイン的関心のある人は建築家・武澤秀一さんの「法隆寺の謎を解く」(ちくま新書)に進めばいいと思う。
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