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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
7つの喩えがよくわかる,
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レビュー対象商品: 法華経入門―七つの比喩に凝集した人間性の真実 (ノン・ブック) (新書)
火宅の喩え、長者窮子の喩え、薬草の喩え、化城の喩え、衣珠の喩え、髻珠の喩え、医子の喩えの7つの喩えにそって法華経の精神を詳しく解説しています。 したがって、法華経28章あるうちすべての章について解説してあるわけではありません。 すべての章についての解説が読みたい人は鎌田茂男の「観音経講話」を読むとよいでしょう。 鎌田氏の書が主に文献から話を構成しているのに比べ、 本書では身近な例や市井の人々の言葉なども積極的に題材として取り上げています。 学者と坊さんの違いでしょう。 しかも、読みやすい喩えの箇所を題材にとっていますから、飲み込みやすい本になっています。 なお、25章の観世音菩薩普門品については、 同じシリーズ「観音経入門」で解説しているので触れられていません。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
坊主の説教は心が沁みる,
By とおのとほ (山形県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 法華経入門―七つの比喩に凝集した人間性の真実 (ノン・ブック) (新書)
本書は坊主版ではエース級のものだろう。あちこち飛躍した分裂気質の展開ではなく、伝統的な説教法を踏まえながら、きちんと要所を抑えていた。お経には例え話が挿入されているが、この理解が重要だ。 「詩がわかれば、仏教思想も理解できる」 というタイトルは入門者には大切な留意点である。聖書に描かれているイエスの行動、言動をどこまで歴史的事実とするか、比喩として解釈するかが、読んでいると問われてくる。また、執筆者がレトリックとして意識していなくても、読む者は自分に当てはめる時、どう当てはめるか、解釈が問われるだろう。お経に描かれていることが原始時代の未熟な言動とすることなく、詩のように象徴的表現として読む姿勢が大切と説く筆者に現代性を感じる。 この例え話を含めて、人々を信仰の世界に導くに必要なアイテムとして「方便」というものがある。 例え話では、方便を用いて聞き分けのない人々を安泰な世界へと導いていく筋道が描かれている。この話の説明がやはり読む者に染み入ってくる。 法華経の全体を正しく知るには、学者の解説が必要だが、染み入る感動は坊主の方に軍配が上がるようだ。
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