読んで思った事はやはりこの人は学求心がない、という事だ。
別の言い方をすれば、自身の小さな世界だけを世界の全てと誤解して
他の世界の存在を認めていない。故に、思想が浅い。
自身の経験で語る、といえば聞こえがいいが
その文章は独善的であり、本当に法華経を読んだのか、疑問が残る。
どうにも私には他人から聞いた一部を引用しただけとしか思えない。
例えば、他のレビュアーの方が語っていた天罰発言なのだが。
我欲に溺れた日本への天罰であったとして、何故、被災者の方々が天罰にあわなければならなかったのか。
仏教では全ての事由には原因がある、と説いているわけであるから
「被災者の方だけが天罰に逢う原因があった」と、いう事であり、石原氏の発言に照らし合わせると
「被災者の方が日本で最も我欲に溺れた人間達であったから」という事になるのだが。
思慮浅薄にして軽挙妄動。
法華経について語りたいのであれば、もっと真摯に法華経と向き合った方がいい。
絶賛しているレビューが多いが、もし、石原慎太郎以外の者がこれとまったく同じ本を書いたとして
同じように絶賛しているのか。私はその場合においても、今回においても同じ事を言うだろう。
「著者はもっとちゃんと法華経を読め」