本書で取り上げられている志望理由書は、どれも法曹を目指す明確な理由が伝わってくるすばらしいものばかりである。
問題にぶち当たり、それを克服するために法曹を目指すという書き方は大変参考になった。
ただ、本書の書き方では、各ロースクールの標榜する理念とすれ違ってしまう恐れがある。
地域弁護士の育成を理念として掲げているロースクールに、国際舞台で活躍するビジネスローヤーになりたいという志望理由書を送っても、
「あなたが法曹を目指したい理由は分かりましたが、なぜうちのローに?」
といわれるのがオチでしょう。
とすれば、本書の書き方とともに、ローの理念からが逆算して目指す法曹像を設定するという方法も併用することが必須となるでしょう。
この点に注意すれば、本書の書き方は十分使えると思います。