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法然の編集力
 
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法然の編集力 [単行本(ソフトカバー)]

松岡 正剛
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「編集」の視点で読み解く、まったく新しい法然の世界
これがセイゴオ流、法然入門!
 
「死」が氾濫する乱世と末法の平安末期、日本仏教は変革のときを迎えていた。
いかにして「悟りの仏教」から「救いの仏教」へと切り替えるのか。
煩悩にまみれた民衆が往生することは不可能なのか。
これらの問いに立ち向かい、それまでの仏教を「編集」しなおし、断固として専修念仏を「選択」したのが法然でした。
ただ「南無阿弥陀仏」とさえ称えれば、誰でも往生できる----。
法然の教えは、鎌倉新仏教という思想のうねりを招くほどの「事件」となりました。
 
本書は、博覧強記で知られる著者が日本仏教の革新者・法然に迫る一冊です。
第一部----著者ならではの視点で法然の思想を読み解く論考
第二部----国宝絵巻「法然上人行状絵図」をもとに、法然の生涯をたどるカラーページ
第三部----法然と仏教の今日的意味を考える町田宗鳳氏との対談

内容(「BOOK」データベースより)

“編集”の視点で読み解く、まったく新しい法然の世界、これがセイゴオ流、法然入門。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 192ページ
  • 出版社: NHK出版 (2011/10/26)
  • ISBN-10: 4140815051
  • ISBN-13: 978-4140815052
  • 発売日: 2011/10/26
  • 商品の寸法: 19.5 x 13.9 x 3.1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 左党犬 トップ500レビュアー
 法然は、「念仏」と「南無阿弥陀仏」というキーワードを膨大な大乗仏教経典のなかから、いかに抽出し「選択」することになったのか。法然の日本仏教史における意味についてすこしでも関心がある人なら、すくなくとも一度は疑問に思ったことがある問いではないだろうか。

 本書は、編集工学の大家が「編集」というキーワードによって、その謎を解き明かす試みに着手したものだ。こういう読み方もあるのか、というおどろきも感じる法然論である。法然の「方法論」を解明することによって、法然を理解するための「補助線」が引かれたことになったといっていいだろう。空海や良寛といった日本仏教を代表する人物をとりあげてきた松岡正剛にとっても、法然はあらたな分野の開拓にもなったようだ。

 本書は「編集論」として読むのもよいが、やはり「法然論」として読むべきものである。とはいえ、「編集」という概念によって法然を解説することには、大きな違和感を感じる人も少なくないのではないだろうか?「編集」という知性の営みと、信仰との接点をどこに求めるかが問題になるからだ。

 その意味では、第三部の異色の比較宗教学者・町田宗鳳氏との「特別対談」は必読である。この対談を読んだことで、「3-11」の意味を主体的に受け止めた法然論、仏教論がやっと出てきたのかという安心感をわたしは覚えている。法然を「思想の革命家」とみなす町田宗鳳氏の発言は、「3-11」後を生きる日本人が法然を考えるための道しるべとなるに違いない。

 法然の主著 『選択本願念仏集』 は、じつは法然による口述筆記を弟子たちがまとめた編集物で、自ら書き下ろしたものではない。この重要性が第一部で指摘されているが、本書もまたほぼ全編が「語り」を編集した本であり、「法然の方法論」を実践した内容にもなっているといえようか。第二部の「絵伝と写真が語る法然ドラマ」もまた、法然をぐっと身近なものに引きつけてくれることだろう。

 「3-11」後に生きる日本人にとっての「法然入門」としても本書を推奨したい。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 日本文化研究のトップランナー、松岡正剛氏
の「法然論」が出ました。まってました、という
気持ちでいる人も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人です。
 以前の著作である『空海の夢』で、空海を論じ
、今回は法然におよぶわけですが、日本仏教を
宗教としてではなく、宗教としての文化として
論じる本書は、ほんとうにありがたい本といえる
のではないでしょうか。
 法然を論じるときに用いる「編集」という用語
の扱いが独特ですが、これは他の書籍(たとえば
『知の編集工学』)で補うとよさそうです。要は
人間の知的な活動に潜むチカラのことを編集として
読み解いているわけです。
 このような読み解き方があるから、宗教を宗教
としてだけ見なくて済むわけです。どうでしょうか
やっぱりアリガタイ本と言える、と思いませんか?
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