最初、DNA鑑定の話で始まり、次いで血中の薬物などとなり、鑑識化学の本かなと思っていると、飛行機事故や地震などの災害の際の死体の扱い方、医療過誤の鑑定・医療事故の対策と多岐にわたる内容になっています。読了後、法医学の必要性を認識するとともに、守備範囲が広いなと感じました。それだけに経験の積み重ねが必要な世界であることが解ります。
全体を通じて感じたのは論理と倫理観の一貫性です。また災害の際には救出劇のほうに目がいきがちですが、このように裏方ではあるけれど大切な仕事があることを実感しました。
群馬県の「かかあ天下」の話にはじ〜んときてしまいました。