職種によって視点が結構違うと思うので、まずはじめに『保険薬剤師の視点』でのレビューであることを断っておきます。
色々な薬の本を使ってみて、私がこの本を愛用する理由は、『とにかく様々な点で情報が多い』からです。
因果関係が弱そうな副作用なんかも省略せず載っています。
保険適応外の使い方についての情報も結構載っています。
類似の本と比べると『読みにくい』『情報が探しにくい』『分厚い・重い』というのも確かです。
しかし、医薬品の添付文書と同様で、慣れてどこに何が書いてあるのかがわかるようになれば特に苦になることもないかと思います。
(分厚さや重さは慣れるかどうかはわかりませんが)
『2011年版の改良点』について書いておきます。
・薬価が情報が増え、先発品の各規格の薬価が載るようになった。(2010年版は一部規格しか載っていなかった)
・巻末付録に「後発品に関する情報と選択の留意点」の項目が増えた。(役立つリストやサイトを紹介する程度だが)
・国立高度専門医療研究センター採用の後発品を掲載。
・先発品と後発医薬品の効能・効果の違いについて。
2010年は新機序の新薬が結構出た年だったので、個人的には2011年版は待ちわびた商品でした。
※使っていて思い出したので追記
すべての薬剤についてではないが、添付文書に掲載されてない項目として【作用】【臨床解説】があります。
【作用】では、その名の通り主作用の特徴について記載されています。
【臨床解説】では、「使用目的」「使用法」「使用上の注意」「副作用」などについての記載がありますが、主要な薬剤のみの記載です。
すごく勉強になるので、これらの項目については今後更なる充実を期待したいです。