この本は、全くの初心者用の技法書ではない。グラフィック社のビギナーズ・ノートというシリーズの一冊であるが、とても絵を始めて数年では、理解できない内容だと思われる。
本のいちばん最後に、申しわけ程度に、油絵の具やオイル、キャンバスについての情報が載っている。いろいろな技法が出ているが、一作例見ただけで、そんなにマスターできるわけもない。「画家のアトリエ」では、津田やよいさん以外の4人の作品も出ていて、それなりに楽しめる。
もうちょっと第1章の基本の作例に集中してくれるとありがたいと思う。しかし、プロセス解説と写真のわかりやすいこと、作品の魅力的なことは、類書で見たことのない見事さだ。このまま、手順を踏んでマネをしても、勉強になるに違いない。