中学生のときに学校の図書室で「河童が覗いたインド」と出会って以来、河童さんの細密画の虜になりました。本書では御馴染みのホテルの部屋俯瞰図をはじめ、森羅万象、いろんなイラストを楽しむことができます。本書はまさに、河童さんのベストアルバムみたいな趣向があると思います。今回も呆然と驚かされたのが河童さんの好奇心の守備範囲の広さです。甲子園球場10個分以上はあるでしょう。河童さんの視線を通すと、世界が宝箱のように光り輝きます。人間って面白い、地球って面白い、と河童さんの本を読むたびに深く納得してしまいます。この本はぼくの中でとっておきの、胸に抱いて頬擦りしたくなるような本の一冊です。河童さんビギナーの方には入門書としても最適だと思います。一読後、あなたも河童さんの虜になっていることでしょう。