河崎一生

本書『いつすべきか?119番』は、救急疾患の手遅れを
防止することを目的とした本です。

本の趣旨は、「重篤な救急疾患の発症の早期発見」に
つながる基本知識を分かり易いイラストで多くの方々に
伝えて、 「助かる可能性のある患者さんが手遅れになる
ことを少しでも防ぐ」ことです。

日常の救急医療の現場では、あと1時間早く救急車を
呼んでいたら助かった可能性のある患者さんが少なく
ありません。

例えば脳梗塞の患者さんの場合、発症3時間以内で
あれば、薬剤の使用により 運動麻痺(片側の腕や
足を動かせない)や 構語障害(話すことが出来ない)が
劇的に改善する可能性があります。

また、急性大動脈解離を発症した場合、より早く病院に
到着することができれば、心臓の停止を避けることの
できる可能性があります。

私は救命救急の現場で、「救急疾患の治療が手遅れとなり、
命の助からない人がいるという現状」の一部を打開できる
のではないかと日々考えております。

それは更なる医療技術の進歩によるのではなく、「重篤な
救急疾患の発症の早期発見」 につながる基本知識を、
一般の方々に広く知って頂くことによります。

少しの知識があるだけで、その手遅れを防止できる可能性
があります。

知識の内容項目の数は、本書にありますように決して
多くはございません。

中高年齢の方々に知って頂いて、そのような知識が日本国民の
常識となり、お茶の間やお隣さん同士などでの『世間話の話題』
となるような状況を望んでいます。

必ずや「重篤な救急疾患の手遅れ防止」につながり、
悲しい別れ や つらい後遺症 に至る可能性を減少させる
ことができると考えております。

医療技術が進歩している現在、ほんの少しの知識を
持ち合わせていなかったために
その恩恵を受ける機会を失い、手遅れとなっている方々の数を
減少させたい と日々痛感しております。

現在、この日本には 「救急疾患の手遅れ防止」 を目的とした
一般の方々向けの情報が、私の知る限り存在しておりません。

この知識の普及に関しまして、多くの方々のご協力を
頂けましたら幸いでございます。

なお、本書は自費出版であり、部数の関係から書店ではまだ販売
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単行本: ¥ 1,600
2009/12/24
5つ星のうち 4.6   (5)


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