「麒麟児」信長は偉大なる師匠沢彦に見出され大きく羽ばたいた。しかし、やがて信長には傲慢な行いが目立つようになり、ついには人としての道を外れたことを為そうとしたため、やむなく沢彦は信長を自らの手で葬る・・・。
なんだかスターウォーズepisode1〜3のような話ですが、これが本作のストーリーです。もっともストーリー自体を否定する気はありません。
このタイプのストーリーを名作にする鍵は弟子が一面でも師匠を越えることだと思いますが、本作の信長は最後まで師匠を越えることができず、調子に乗った小物のまま滅びました。そして、そんな信長をあえて選んだ沢彦も結果的に大したことない人物に成り果ててしまっています。
火坂氏の主人公を持ち上げすぎる癖が作品のクオリティを下げてしまった作品といっていいでしょう。