読んだ後に「ハッピーエンドで良かった!!!」と思わず呟きました。
それぐらい最終巻でも「もしかして」と不安な展開続きだったのですが、
読み終わった後はスッキリ・サッパリ・ハッピーエンド!で大満足な最後です。
この「沙漠の国の物語」シリーズはティーンズノベル(少女小説)にしては
重い題材を扱っている事もあって、6巻(
沙漠の国の物語―あざなわれし者)・7巻(
沙漠の国の物語~暗夜流々~)では
読むのが辛くて辛くて正直な所、読み続けるのをやめようかなと思った事もありました。
けれど8巻(
沙漠の国の物語 ~鋼の旋律~)盛り上がりから、この最終巻まではノンストップで読めます。
(
沙漠の国の物語―楽園の種子→
沙漠の国の物語―風はさらう)の素晴らしさに通じるものがあります。)
まさに、最初から最後までクライマックス。
最終巻では、これまでラブラブとは言い難いラビサとジゼットがラブラブで
読んでいるこちらが「このバカップル!」と言いたくなるぐらいの
関係になっていて、それがまた嬉しくなります。
これから先、二人が仲良く一緒に生きていくのだろうな、と思い描けるのも
数々の困難を乗り越えた二人だから、と思いますし
これまでに読んで辛い、と思った事も全部ひっくるめて「沙漠の国の物語」で
ラビサとジゼットの物語だったのだと思えます。
とても、いい作品に出会えて良かったです。
倉吹さんのあとがきも、ブレない意志があった上で
この「沙漠の国の物語」を書いたという事に、とても納得しました。
最後に、巻末おまけのラフイラストも良かったです。
「沙漠〜」の楽しみの一つが、どんどん可愛くなるラビサでもあります(笑)