メタローグ
柳田國男、折口信夫、島尾敏雄など南島に関心を寄せ、そこから影響を受けた文学者、研究家は数多いが、沖縄への旅を通じてその印象をこれほど鮮烈に描き出した書物を他に知らない。沖縄本島から宮古島経由の船で石垣島に着いた岡本太郎(1911―1996)は、探りかねていた沖縄の特質を一気につかむ。それは「『何もないこと』の眩暈」のような 感覚だった。飾りを知らぬ着のみ着のままの生活。そこには意識された美などどこにもなく、ぎりぎりの手段で生きる生活者の凄みから、生命の流れのようなものが伝わってくる。南の島に「忘れられた日本」を発見する前衛芸術家の霊感に満ちた旅行記だ。(宮川匡司)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.
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内容(「BOOK」データベースより)
苛酷な歴史の波に翻弄されながらも、現代のわれわれが見失った古代日本の息吹きを今日まで脈々と伝える沖縄の民俗。その根源に秘められた悲しく美しい島民の魂を、画家の眼と詩人の直感で見事に把えた、毎日出版文化賞受賞の名著。
内容(「MARC」データベースより)
それは、一つの恋のようなものだった-。民俗の根源にひそむ悲しくも美しい魂を天才と直感と直観とで見事に捉えた名著。著者撮影による口絵写真83点、外間守善「新版に寄せて」を収載。1972年刊の新版。
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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岡本 太郎
1911(明治44)年、東京に生まれる。東京美術学校に入学後間もなく渡欧、パリ大学ソルボンヌで哲学・社会学・民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと交わる。37年、国際超現実展に招かれ「傷ましき腕」を出品。46年以降、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表する。96年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
1911(明治44)年、東京に生まれる。東京美術学校に入学後間もなく渡欧、パリ大学ソルボンヌで哲学・社会学・民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと交わる。37年、国際超現実展に招かれ「傷ましき腕」を出品。46年以降、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表する。96年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。