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沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫)
 
 

沖縄文化論―忘れられた日本 (中公文庫) [文庫]

岡本 太郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

メタローグ

柳田國男、折口信夫、島尾敏雄など南島に関心を寄せ、そこから影響を受けた文学者、研究家は数多いが、沖縄への旅を通じてその印象をこれほど鮮烈に描き出した書物を他に知らない。沖縄本島から宮古島経由の船で石垣島に着いた岡本太郎(1911―1996)は、探りかねていた沖縄の特質を一気につかむ。それは「『何もないこと』の眩暈」のような 感覚だった。飾りを知らぬ着のみ着のままの生活。そこには意識された美などどこにもなく、ぎりぎりの手段で生きる生活者の凄みから、生命の流れのようなものが伝わってくる。南の島に「忘れられた日本」を発見する前衛芸術家の霊感に満ちた旅行記だ。(宮川匡司)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.

内容(「BOOK」データベースより)

苛酷な歴史の波に翻弄されながらも、現代のわれわれが見失った古代日本の息吹きを今日まで脈々と伝える沖縄の民俗。その根源に秘められた悲しく美しい島民の魂を、画家の眼と詩人の直感で見事に把えた、毎日出版文化賞受賞の名著。

登録情報

  • 文庫: 261ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1996/06)
  • ISBN-10: 4122026202
  • ISBN-13: 978-4122026209
  • 発売日: 1996/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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48 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
岡本太郎が感じたようにあの時代の沖縄を知ることはできないけれど、岡本太郎が感じた沖縄を知ることができる名著。
沖縄を知ろうと手にとった本でしたが、読み終えた後思ったのは、岡本太郎ってスゴイ!でした。とにかく文章に勢いがあって、どんどん読めてしまいます。

岡本太郎は本のなかで沖縄の踊りが滅んで行く姿を見たと書いてありますが、この本が書かれた時から30年近く経った今、この本に書かれた沖縄が沖縄に生まれ育った私にさえ憧景のように思え、何とも言えずさびしい気持ちになりました。

岡本太郎が今の沖縄を見たら何を想うのだろうと思います。

このレビューは参考になりましたか?
40 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By rei-jin
形式:文庫
岡本太郎といえば「縄文」をイメージしますが、この本を読む限り、「沖縄」から与えられた力というのは、ある意味、縄文以上だったのかもと感じさせます。

太郎が沖縄から受けたショックは、縄文同様ある種の原点回帰であって、沖縄を知ることで日本を知り、そして自分が何者かであるかを知ること。この本が一貫している点です。

今の日本人にありがちな、沖縄に何かをしてあげる、という視点ではなく、沖縄を通して、日本を、そして自分を問う試み。これが本書の特徴です。あまりにも明快で、もやもやした気分がスッキリしました。

このレビューは参考になりましたか?
32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
沖縄 2005/12/30
形式:文庫
沖縄出身の私にとって、遠い記憶の沖縄。沖縄タイム、ハジチのおばあ。今のようなきれいなものに囲まれた沖縄では昔はなかった。昔のおばあたちは汚く、生きていくための最低限度の服を身にまとい、しわくちゃだった。でも、果てしなくやさしく、人に喜んでもらうことばかりを気にしていた。時間を守る人も少なくて、時間通りに行くとなんだか損した気持ちになったし、遅れた人を気にすることもなかった。時間なんてどうでもよかったなぁ。太郎さんは物事の本質を見抜く力がすごい。
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