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沖縄ノート (岩波新書)
 
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沖縄ノート (岩波新書) [新書]

大江 健三郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

米軍の核兵器をふくむ前進基地として、朝鮮戦争からベトナム戦争にいたる持続した戦争の現場に、日本および日本人から放置されつづけてきた沖縄。そこで人びとが進めてきた苦渋にみちたたたかい。沖縄をくり返し訪れることによって、著者は、本土とは何か、日本人とは何かを見つめ、われわれにとっての戦後民主主義を根本的に問いなおす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大江 健三郎
1935年、愛媛県に生まれる。1959年、東京大学文学部フランス文学科卒業。現在、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 228ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1970/9/21)
  • ISBN-10: 4004150280
  • ISBN-13: 978-4004150282
  • 発売日: 1970/9/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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128 人中、101人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 高森太郎 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
ここのレビューは非常に白熱していますが、議論をするならば、まずは読んでみるべきです。
裁判の件もあり、ニュース等でも話題・問題になっている本ですが、ニュース見た人のどれぐらいがこの本を読んでいるでしょうか? どんな議論でも当然ですが、特に簡単に手に入る資料を読んでいないのに、伝聞だけ、ニュースだけ、風説だけで判断してしまうことは避けなければなりません。
書籍の内容については賛否両論ありますが、社会的な地位のある人間が責任を持って出している書籍で、それに対しても社会的な地位のある人が批判を行っている。そこにはそれだけの歴史が潜んでいることは間違いなく、それだけで十分読んでみる価値があると思います。
他人の意見に付和雷同的に従う前に、まずは読んでみて、そして当然ながら相反する意見の情報にもあたり、読者として考えてみてはいかがでしょうか。今ならばこの本が出た当時と違い、たくさんの議論について、情報を得ることができます。
ここのレビューも含め、インターネットでは一つの場所だけだと論調が偏りがちです。そんなときはまずは賛否はともかくとしてその議論の根源のような代表的な書籍にあたってみる、というのもアナログですが考えをまとめる一つの方法だと思います。少なくとも、自分の都合のよいニュース文や他人の文を引用するだけで意見を述べた気になるようなことではなく、自らの言葉で語れるくらいの意見は持っていたいものです。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By イッパツマン トップ500レビュアー
 本書は沖縄の歴史的独自性、琉球処分以来の独立運動などに細かく触れながら、沖縄日本復帰直前の現地の運動家達とのコミュニケーションを通して「本土」と「沖縄」の間の亀裂について青年作家が思考したエッセイであり、未完のノートである。

 著者自身は沖縄を題材としながらも、あくまで「日本人」としてナショナリズムを自制しつつ「日本」をどう開いていけるのか、という意識で論を展開する。このような彼のスタンスは、例えば本書最後の以下の文に端的に現れている。

 「憲法第二二条にいうところの国籍離脱の自由を僕が知りながらも、なおかつ日本人たり続ける以上、どのようにして自分の内部の沖縄ノートに、完結の手立てがあろう?」(228p)

 このような著者のスタンスは発表当時から左右両方から攻撃の的だったろうと思うが、最近の文脈ではポストコロニアリズムの視点から、一見沖縄に同情的なようで「日本」の一部としての沖縄、ネーションステートとしての「日本」を前提にしてしまっているのではないかという批判がある。(例えば、村井紀「南東イデオロギーの発生」参照。)

 だが、このような批判も含めてナショナリズムに対する対抗言論/批判として沖縄やアイヌを語る人間の多くが、じゃあ沖縄やアイヌは現実問題、独立すべきなのかどうかという態度表明を明確にしていないことを僕は指摘したい。(本書もそこには触れていない。)国民国家の批判的検証は勿論意義のあることだが、実は言葉で批判すること自体はそんなに難しいことではない。だが、その先にどのような行政や政治のシステムが現実的に構想できるのかという具体的なアイデアが今、まさに必要になっている時代だと思うのだ。今は地方分権や道州制、東アジア共同体や一国二制度等が日常的に議論される時代だが、更にもっと国家主権を「開いていく」(by著者)場合、連邦制、突き詰めるとアナーキズムまで理屈の上では行ってしまう話である。国家について今の時代に語る場合、どのような戦略を取るべきだと考えるかというベタな態度表明を伴わずに、「国家」や「資本主義」に対する批判だけを「想像的」に行う行為というのは、実は「国家」「資本主義」の存在が無いと成立しない共犯関係に陥っているのではないだろうか。(対抗運動自体が目的化した場合、対抗する相手の存在が運動の成立根拠となる。)本書の著者に対する批判の多くは、そのまま著者を批判する大抵の者にも実は当てはまっており、そういう意味では少し昔の典型的な新左翼的沖縄論の陥穽というのをよく表している本だと言えるだろう。

 ただ、実際に上記ようなポストコロニアリストの批判を見て本書を読み返した僕の感想としては、当時の著者は実はそこまでバカではなかったのではないかという気もしている。本書が書かれたのは沖縄復帰直前で、ベトナム戦争と核武装に基地が使われていることが日本国憲法との矛盾として取り上げられていた時代である。敗戦の記憶を残していた人々がまだ現役世代に多く、バリバリの米ソ二極体制下の国際政治状況で、一国内だけで国家の止揚を語っていても所詮「想像的」な話に過ぎないということを本当は著者も分かっていたのではないか。分かっていたから尚更心情的に「書けなかった」のだと理解すると、本書全体を貫くネチッこいまでのナショナリズム批判の一番最後で、それでも「日本人」であることを前提とする著者のスタンスは、逆に凡百のポストコロニアリズム批評等よりはまだ政治的リアリズムを帯びているようにも思えるのだ。
このレビューは参考になりましたか?
131 人中、72人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
問題になっている「集団自決」を知りたいと思って読んだが、沖縄全般のことが中心で、集団自決の部分はほんの数行、しかも「赤松」とか固有名詞は全く無い、あてがはずれた。批判的なレビューを書いている人の多くは読んでいないのではないか?大江特有のアンニュイな文体で暗い。それも彼の人柄なのであろうか?
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投稿日: 2008/10/31 投稿者: 金之助
本当に読んでるのかな
裁判を知って勢いで書いているように見えるレビューもありますが、本当にこの本を全部読んでるのかなあ、と思ってしまいます。... 続きを読む
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自らの運命の源泉を知ることもなく、腐臭漂う教祖にすがる新興宗教の... 続きを読む
投稿日: 2007/8/14 投稿者: せこいねアマゾン
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