彼女の人生を追って、彼女の撮ってきた写真が肩を並べて登場してくる。その迫力は今まで出会った「写真集&エッセイ」とは比べ物にならない。沖縄を中心に描かれる彼女の疾風怒濤の人生、その苦労や数々の恋愛、そして写真…。彼女のライフイベントと写真のつながりは、切っても切り離せないものである。
彼女の目を通した沖縄の写真は、沖縄のリアリティをそのままである。見えてこなかった沖縄のリアリティが彼女の写真には溢れている。なぜなら、彼女がいかに時間と体力を使って沖縄のリアリティに飛び込み、その「沖縄」を実践してきたからであろう。
金武の女たち、フィリピーナの里帰り、港町の男、沖縄芝居を追って、タブーとしての沖縄自衛隊など彼女のテーマは一風変わったものであるが、こんなに沖縄を愛し、そのリアリティを映してきた「物語」は存在しないであろう。
最後には「人工肛門で恋愛を」と今の彼女の姿とメッセージが語られている。かなりオススメです。この本は、自分の人生をもう一度考える時間を与えてくれる。そして、勇気付けられる。石川さんに感謝すること間違えなし!