五感を満たしてくれる、なんともなごみがある本です。
ゆったリズムで、サラサラした感じで、ひととのふれあいが肌に伝わってきます。
このご時勢では、「親切だ」、「気配りだ」、「心遣いだ」、「もてなしのこころだ」と、ひたすら感動する言葉になってしまうことが、そこでは単に、さりげない仕草やちょっとした声かけだけなのです。
青い空と碧い海に囲まれて、のどかな自然に向き合いゆったりと時を忘れて生きているのと、タイムイズマネーで日々の生活の中で格闘しながら、もみくちゃになりながら生きていることとの違いが歴然としています。
お金を使うことを忘れている、お金を使わなくても食べていけるということは、とてつもなく自然の流れを感じます。
時流のものはなんにもないが、ただただ自然の恵みがすぐそこにある環境。
そこには時々自然の脅威と対峙し直撃することもありますが、ひとのきもちも自然の潮流になびかせてダイレクトな素朴さがあります。
沖縄にこんなにも多くの島々があることにビックリし、それぞれ少しずつ違った風貌があり、情緒たっぷりな思いに浸ることができました。