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沈黙博物館 (ちくま文庫)
 
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沈黙博物館 (ちくま文庫) [文庫]

小川 洋子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

耳縮小手術専用メス、シロイワバイソンの毛皮、切り取られた乳首…「私が求めたのは、その肉体が間違いなく存在しておったという証拠を、最も生々しく、最も忠実に記憶する品なのだ」―老婆に雇われ村を訪れた若い博物館技師が死者たちの形見を盗み集める。形見たちが語る物語とは?村で頻発する殺人事件の犯人は?記憶の奥深くに語りかける忘れられない物語。

内容(「MARC」データベースより)

耳縮小用メス、シロイワバイソンの毛皮、年増の娼婦の避妊リング、死者の分身ともいえる形見が盗まれ集められる。なぜ? その物語とは? 追いつめられた博物館技師の運命は? --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 376ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2004/6/10)
  • ISBN-10: 4480039635
  • ISBN-13: 978-4480039637
  • 発売日: 2004/6/10
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 芽穂
形式:文庫
博物館を作りたいという老婆を主人公の青年がサポートしていく物語です。
何を陳列するか・・そこがこの物語のポイントになります。
それは、タイトルから判るように沈黙しているものになります。

それを収集するために少しの苦労と少しの冒険?が展開していきます。
収集したものには、さまざまな意味があり、思い入れがあります。

小川洋子さんの作品は、8割方読んでおりますが、
この本はとても小気味よい小川ワールドが繰り拡げられれた
素敵な作品だと思います。

読み進めていくうちに世界に引き込まれ、
自分も何かを収集したくなるかもしれません(笑)
実際に私は、図書館で”博物館”に関する資料を閲覧してしまいました。
”物”に対する考え方が少し変わる本かもしれません。

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 秀文
形式:文庫
 物語の舞台は非現実的な仮想空間である。町には人が住んでいるリアリティがない。多くの人が生活しているがその人たちにリアリティがない。主人公と主人公を取り巻く人たちだけが生き生きと活動している。リアリティがあるのだ。主人公が成し遂げるように命ぜられていることは、あまりにも馬鹿げていてありえないことなのに。その主人公の行動をすぐそばで眺めている僕がいる。まるで幽霊のように。彼らはすぐそこにいるのに話しかけることも、触れることもできない。映像でたとえるなら、背景である町全体はモノクロームだが、主人公たちだけが総天然色なのだ。何故こんな印象を持つのか。なぜ彼らを通して自分自身を見つめてしまうのか。ちょっと不思議な作品でした。
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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
 彼女の作品には「物」とその断片がよく出てくる。作品の中の物やその断片は、それが眺めて来た歴史に浸っているように見える。彼女の書く「物」たちからは、過去の風景や思いが少しずつ滲み出て、暖かく発熱しているみたいだ。美醜に関係なく、ただあるがままに受け入れているような物たち。そして、作品に登場する人々は、その滲み出る記憶を耳と肌で沈黙の中に感じ取ろうとしているようだ。そこには無生物を介した人間に対する愛情を感じる。

 『沈黙博物館』は主人公がある村にやってくるところから始まる。博物館を建てるために技師としてやってくるのだ(まだ採用は決まってないが)。その村は、どこにでもありそうな特徴の無い村だった。依頼者は老婆。描写から「ヘンゼルとグレーテル」の魔女を思い浮かべてしまうような老婆だ。言葉も辛辣。彼は、面食らうばかり。なんだか分からないうちに、(無理だと思っていたのに)採用が確定し、どんな博物館かわからないままに、屋敷の離れで暮らすことになった。
 問題の博物館は、老婆の言葉通り、世界に一つだけの、増殖し続ける運命にある博物館だった。そしてそれは「物」と「物」が内包する過去とに最大の敬意を表した博物館であった。

 舞台となる村は、日本の何処にでもありそうな町のように見えたのに、読み進むうちにいったいどこのことなのか分からなくなっていった(もっとも、『寡黙な死骸 みだらな弔い』の舞台の町とこの村は同じ場所ではないかという気がしたが)。情景はありふれているのに、だんだん、非現実味を帯びてくるのだ。しかもするりと非現実的なことが起こるので、こちらもするりと受け入れていて、気がつくとよくわからないところに放り込まれてしまっている。ひきこまれている。話は淡々と進むのに、次の展開にハラハラする。いつ誰が消えてしまっても不思議じゃない危うさがある。どちらが現実なのかさえわからなくなる。ゆっくりと読みたかったのに、一息に読んでしまった。

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こちらまで沈黙の中へ閉じ込められそうな怖い傑作
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投稿日: 7か月前 投稿者: Dolly the Cat
死は雄弁である!
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投稿日: 8か月前 投稿者: 昴
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投稿日: 23か月前 投稿者: ともぱぱ
ちょっと厳し目の評価ですが
正直、今まで読んできた小川洋子作品の中で一番読みにくかった。小川作品のいいところは、荒唐無稽とも思われるような設定に、読者をうまく引き込んでいくところにあると思っ... 続きを読む
投稿日: 2009/3/26 投稿者: Lucca9
唯一無二の博物館をめぐって
村人たちの形見を保管・展示する博物館作りのために雇われた技師の「僕」。その名は「沈黙博物館」。依頼主は偏屈な100歳近い老婆だった。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/30 投稿者: シロフォン
博物館は縮小なき拡大、増殖し続ける永遠を義務づけられた、気の毒な存在
舞台は、主人公が博物館技師として面接に訪れた長閑な村。
そこで館長たる老婆の面接を受け、無事技師としての任を命じられる。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/4 投稿者: シムラケン
主人公が男性
... 続きを読む
投稿日: 2006/2/14 投稿者: 理系の文系
かげろうのような作品
現実なのか夢なのかわからない、幻想的な雰囲気でした。死の世界の話かもしれないし、亡くなった人に対して敬意を表して博物館を作ったという話かもしれない。物に対するしっ... 続きを読む
投稿日: 2005/2/4 投稿者: gegechi
サクサク読めます。
はじめは現実にもありそうな情景から始まりますが、読み進めていくうちに不思議な非現実味を帯びてきます。... 続きを読む
投稿日: 2005/1/2 投稿者: weeping-willow
やっぱ、犯人はあなたなのね!
... 続きを読む
投稿日: 2004/7/22 投稿者: kaz-sato
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