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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ソシュールを一通り読んでから読んでみるといいかもしれません,
By アマゾン太郎 "アマゾン次郎" (東京都八王子市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 沈黙するソシュール (講談社学術文庫) (文庫)
ソシュールの晩年の「悩み」をあぶり出す形で描いています。とても丹念な哲学的ロジック展開で、論文の参考になるような文章だと思います。
言語学は可能か?という形而上学的な問いに至り、論文が書けなくなってしまうソシュール。言語学を実践する人間にとっては、自分の専攻の根本を問い直すような意識付けになるかもしれないと思いました。 ただ、科学が可能か?といったことまでおぼつかないようなポストモダンからだいぶ時間を経て、言語学は可能か?という問いがどれぐらい大きく映るのか?はちょっと疑問かな、とも思います。哲学者として根本を問い続けるのか、言語学者としての基盤を明らかにすることに専念するのか、言語学の各論を極めて行くのか?といった選択肢のどれかを選ばないとどうにもならないのは、どの学者も同じで、それで書けなくなるというのはやや贅沢な悩みではないかな、と思ったりもしました。
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