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沈め屋と引揚げ屋 (角川文庫 緑 421-11)
  

沈め屋と引揚げ屋 (角川文庫 緑 421-11) [文庫]

和久 峻三
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登録情報

  • 文庫: 362ページ
  • 出版社: 角川書店 (1979/11)
  • ISBN-10: 404142111X
  • ISBN-13: 978-4041421116
  • 発売日: 1979/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 553,644位 (本のベストセラーを見る)
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推理小説の題材には、判で押したように刑事ものが多い中で、この作品は、パクリ手形の請求訴訟を中心にした民事紛争をモチーフにしている。著者の和久峻三氏は、中日新聞社の記者から弁護士に転向した経歴を持つ。数少ない民事ものを書ける推理小説家だ。事故手形をワケありだ気付きながら、あるいは手形詐欺犯と共謀して引き受けたうえ、「善意の第三者」として手形金を取り立てる金融業者が「沈め屋」。対して、パクられた手形を水面下で回収するのが「引き揚げ屋」。手形法・小切手法は民事法の中では、著しく取引の安全が擁護されており、反面静的安全が犠牲になっている。このことが手形事故の悲劇を産む温床となっている。この作品は、その警鐘となり得る力作である。手形法・小切手法は技術的な性格が強く、教科書を読んでもなかなか理解できないものだ。しかし、この1冊を読み終わったときには、手形法の構造を理解していること間違いなしである。
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