雑誌sight連載の対談であるが実に面白い。以下の調子である。
.自民党は日本の空間を支配しているある種の共同体(未だ言語化されていないが集合的無意識のようなもの)の具現であった。理念型でない正確な反射神経を使った実感政党であった。
そして、寿命がつきて飽きられてしまった。ソ連共産党のように。国民の大多数がポスト戦後世代になってしまったのだ。
.近代といっても明治以来高々140年である。
日本人にとって外来の建前と土着のの拮抗している状態が一番安定する。
.小澤一郎問題は日本問題である。それは日本人の深層意識に伏流している明治以降の日本のメインストリームに対するルサンチマンである。
.霞ヶ関・財界・メディアは対米従属利権の巨大ネットワークである。民主党政権もその中に入った。鳩山・小澤連合は攘夷派(対米独立派)であった。現民主党政権は自民党の21世紀バージョンである。
.歴史とは、全員がたぶん少しづつ嘘をついている。でもその嘘を折り合わせていくとある構造が浮かび上がる(共同化される)。そして、実はその構造が時代を動かしている。
.敗戦後、日本人は自らを欺き主権国家であるようなフリをしてきた。
もう、いい加減卒業して従属国家であることに目を背けることなく、威厳を持って、気分よく老いていくのが国家の課題(国家像)とすべきではないのだろうか。
現況と課題について二人がうまく言語化してくれている。