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沈むさかな (宝島社文庫)
 
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沈むさかな (宝島社文庫) [文庫]

式田 ティエン
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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沈むさかな (宝島社文庫) + 月が100回沈めば (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)
合計価格: ¥ 1,300

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   主人公の矢野カズは17歳の高校生。父親と死に別れ、家族も避けて暮らしている。ある日、カズのアルバイト先に幼なじみの加部英介が訪ねてくる。カズをスキューバダイビングに誘う一方で、英介は突然死したカズの父親の死には不審な点があり、その謎を解くカギが海辺のナイトクラブにあることを告げる。クラブに潜り込み、真相を探ろうとするカズだったが、何の手がかりもつかまないうちに、英介が海で死体となって発見されてしまう…。

   本書は、湘南の海を舞台にした海洋サスペンス。第1回「このミステリーがすごい!」大賞において優秀賞を受賞した。作者の式田ティエンはフリーのCMディレクターで、十数年前に始めたスキューバダイビングを題材としていつか小説を書きたいと思い続けていたという。その意志が本書に結実した。

   カズは英介の無念と怒りとを胸にクラブに留まることにする。さまざまな謎と理不尽な暴力とが立ちはだかるが、カズはそれらをひとつひとつ乗り越えて真実へと近づいていく。物語の終盤、それまで感じることもなかった父親の真実の愛情にカズはようやく気づく。そのとき読み手はすがすがしい読後感とともに、ひとまわり大きくなった若者をそこに見ることができるだろう。(文月 達) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

第1回『このミス』大賞優秀賞受賞作!
湘南の海にうごめく国際的陰謀!
青春を疾走するダイビングミステリー

話題作揃いの『このミス』大賞シリーズ中、最も異彩を放つ語り口と瑞々しい文章で選考委員を魅了した優秀賞受賞作。
父の急死の真相を探るため、主人公は海辺のクラブに潜り込む。
ダイバーの変死、製薬会社の暗躍、中絶斡旋の噂、ヒト再生研究など次々に沸き起こる疑惑。そしてさらに大きな組織が動き出す。
湘南を舞台にダイビングの魅力と謎解きが奇跡的に融合したサスペンスミステリーの傑作。

登録情報

  • 文庫: 510ページ
  • 出版社: 宝島社 (2004/6/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4796641505
  • ISBN-13: 978-4796641500
  • 発売日: 2004/6/15
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
’02年「第1回『このミステリーがすごい!』大賞」優秀賞受賞作。このときの大賞は文庫化されてからベストセラーになった浅倉卓弥の『四日間の奇蹟』。選評によれば、本書は『四日間・・』がいなければ大賞が獲れたのではないかとのニュアンスもうかがえる。

本書は「きみは・・・」で語られる独創的な二人称記述の小説である。

父の急死の真相を探るため、主人公17才の高校生カズは幼馴染の勧めでスクーバダイビングを始めながら海辺のクラブに潜り込む。だが糸口が見えないままにダイバーの変死事件が起こり、中絶斡旋の噂、製薬会社の暗躍、ヒト再生研究など次々に、米軍横須賀基地まで巻き込む組織的かつ巨大な疑惑が浮上する。

前半は歩むべき道を模索する孤独な若者カズのあくまでも静謐な語り口の青春物語。ダイビングの描写も臨場感があってすがすがしい。

後半に入ると事件や謀略的疑惑が沸き起こり、大掛かりなミステリー趣向が駆使される。その過程では迫真の海中活劇も繰り広げられる。さまざまなことにもまれながら「きみ」ことカズも成長してゆく。最後には意外などんでん返しも用意されている。

夏の湘南を舞台にダイビングの魅力と謎解きが融合した清冽で端正なイメージの青春ミステリーである。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読み始めは何が言いたいのかわからなかった。でも次第に謎は深まり、真相に手が届きそうでなかなか届かなくて、読み進めてしまう。

ダイビングの魅力とその奥深さ。海と生物。主人公「カズ」の心情。ティーンエイジャーの脆さ。大人と社会に対するシニカルな視点。
どれをとっても文句のつけようがない。

実は最後に明かされる”真実”は、最初に知りたかった真相とは別のところにある。
その”真実”がわかった瞬間、「ああ、この小説はスゴイ!」と思った。そうだったのか。本当は最初からひとつたりとも読み落としてはいけなかったのだ!

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 淡水浴と言うものがあるそうです。魚についた寄生虫を取る方法の一つで、海水魚をわざと淡水に入れるのだそうです。病気が進行して体力が弱った個体で無い限り、海水魚は十分や二十分淡水に入れておいても死にはせず、好塩性の細菌や寄生虫のみが剥がれ落ちていく。ただ、液体の比重が違うので魚はどんどん底へ沈んで倒れてしまうのだそうです。本書のちょっと不思議なタイトルはここから来ており、またミステリーの重要な鍵ともなっています。
 ともかくこれでもかと謎やアクションが繰り広げられ、後半は少々消化不良気味。全編を貫く二人称の語り口―主人公を“きみ”と呼ぶ何者かの語りで進められていくスタイルは、慣れるまで時間がかかりました。語っているのが誰なのか、気になって仕方が無いのです。勿論それにもちゃんと答えを用意してはありますが、しかしすっきりと腹に落ちてくるものではなかった。あれもこれもと詰め込んで、少々欲張りすぎの感が否めません。
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とにかく凄い臨場感!
私は学生時代は水泳部に所属、最近ダイビングも始めたところでこの作品と出会いました。そんなタイミングだったので、読み始めてすぐに圧倒的なリアリティーに驚き、ぐいぐい... 続きを読む
投稿日: 2009/11/18 投稿者: whistler
人の持つ多面性
ダイビングなどやったことない私としては、その技術や理論は大変面白い。... 続きを読む
投稿日: 2006/11/18 投稿者: hirosato
「きみは・・・」で語られる独創的な二人称記述のミステリー
’02年「第1回『このミステリーがすごい!』大賞」優秀賞受賞作。このときの大賞は文庫化されてからベストセラーになった浅倉卓弥の『四日間の奇蹟』。選評によれば、本書... 続きを読む
投稿日: 2006/1/8 投稿者: Wakaba-Mark
『四日間の奇蹟』よりも好きかも
... 続きを読む
投稿日: 2005/9/29 投稿者: バーニング
期待外れ
『読み手はすがすがしい読後感とともに、ひとまわり大きくなった若者をそこ読み手はすがすがしい読後感とともに、ひとまわり大きくなった若者をそこに見ることができるだろう... 続きを読む
投稿日: 2005/5/2
不思議な...
 性別、国籍よく解らなくなってしまう不思議な作者の名。
 どこか幻想的な感のある不思議な作品名。... 続きを読む
投稿日: 2005/2/7 投稿者: 理系の文系
ダイビングの世界もミステリーとしてもおもしろい
読み終わった後でもいつまでも心に残る物語だった。青春小説としても、ミステリーとしてみても、本当におもしろい。一人の少年がダイビングを通して大人へと成長していく過程... 続きを読む
投稿日: 2004/7/6 投稿者: マクイン
優秀賞以上の実力
... 続きを読む
投稿日: 2003/6/16 投稿者: asano19
もう一度読み返したくなる
 第1回「このミステリーがすごい!」大賞で優秀賞を受賞した作品です。私にとっては同大賞金賞受賞作より数段面白く感じられました。... 続きを読む
投稿日: 2003/6/10 投稿者: 久遠啓
はずれが多いこのミス大賞
鵠沼海岸のラーメン屋でアルバイトするカズの元に現れた英介、彼はカズの父の死の真相を知っているという、カズは真相を探るため、父がコーチをしていたプールの元... 続きを読む
投稿日: 2003/6/10 投稿者: 片ちゃん
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