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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現実の凄絶さに涙,
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レビュー対象商品: 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫) (文庫)
約2日で読んでしまいました.事故の状況等は色々なメディアで知ることはできましたが,この本では,その時間は序盤のみで終了しております.その後は,国民航空と被害者遺族と,そして被害者のやり取りで構成されております.僕自身,その大部分をこの小説で知ることができました.すべて真実かといわれると,それはわかりません.でも,それに近いことが20数年前の熱い山の中,そして体育館,被害者遺族の家で展開されていたのでしょう.体制が腐敗し,真実を見ようとせず逃げる航空会社,逃げようにも逃げられなかった123便の乗客,そして,何年たっても風化することの無い悲しみから逃げられない遺族の描写にとても衝撃を受けました.上辺だけの謝罪,安全への約束はもう通じない.
航空業界を題材にして,最も大切なものは何ということを何度も何度も考えさせられる一冊です.
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
等身大のビジネスマン,
By ベンジャミン (神奈川県川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫) (文庫)
いわゆるサラリーマンとして不遇を囲うことになった主人公が、航空機事故の被害者の対応に尽くす。筆者が描く数々の主人公、財前、鉄平、壱岐などに比べて、存在感が薄いと感ずるのはなぜが、考えさせられた。経営者、エリートか否かではなく、迷いの度合い、決断力の大小の度合いではなかろうか。この主人公が、迷いながら、流されながら、職務を全うしようとするさまが、等身大のビジネスマンとして、広い支持を集めたのだろう。
41 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
音楽なしには,
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レビュー対象商品: 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫) (文庫)
(1)(2)とは、作風がガラリと変わり、山崎氏渾身のルポ的小説となっています。あの御巣鷹山の事故を、ここまで再現できるものなのだろうか。事故のあまりの凄烈さに、私は、普段は決して必要としないはずのBGMを欲していました。死んでいった人たちの恐怖や、遺族の方々の痛恨や悲哀が、ダイレクトに伝わります。“国民航空”社員の、心ある人・心ない人が描かれています。(1)(2)の恩地元は、ここでは遺族係となり、また人間の汚さつらさを知ります。そして、テーマは個人から、全体へ。“国民航空”会社の、そして人事の裏側が、タマネギのように剥がれ続けます。剥がれれば剥がれるほど腐っている。あの事故を知る者なら、読むに値する巻です。
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