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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
 
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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫) [文庫]

山崎 豊子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (95件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

メタローグ

日本を代表する航空会社の凄まじいまでの腐敗。85年の御巣鷹山事故の衝撃を出発点に、その内実を描いたノンフィクション・ノベル。全5巻の大作ながらベストセラーになった。労組活動を「アカ」呼ばわりされ、海外の僻地勤務を命じられた主人公・恩地に、リストラ社会を生きる人々の共感が寄せられたのが一因だろう。だが、もっと重要なのは、だれもが知るあの会社をモデルに実在人物をも特定できる形で汚点を紡いだ「蛮勇」ではないか。たとえ事実と創作の混線ぶりが気になるにしても。「白い巨塔」の財前や「不毛地帯」の壹岐でなく、企業内で黙々と働く恩地が英雄という閉塞時代に、私たちはいる。(藤谷浩二)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright メタローグ. All rights reserved. --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命―。人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける。

登録情報

  • 文庫: 409ページ
  • 出版社: 新潮社 (2001/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101104263
  • ISBN-13: 978-4101104263
  • 発売日: 2001/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (95件のカスタマーレビュー)
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82 人中、80人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 未だに続く戦い・・人間の根本的なものから見直したい, 2008/8/4
レビュー対象商品: 沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫) (文庫)
1巻は多少退屈に思えてくる方もいるかもしれないが、
とにかく3巻までたどり着いてみて!!!

◆出版にあたっても壮絶なストーリーが◆
当時人気作家山崎豊子氏の次の作品を連載させてもらおうと、
多くの出版社がやってきたが、日航の内情を描いた作品だと
いうことが分かるとみな腰が引けて逃げてしまった。
その中で新潮社の山田氏だけが会社を説得し、
週刊新潮での連載が始まる。
すると日本航空(JAL)は、新潮社の出版物から日航の企業広告を
すべて引き上げ(ま、、当然なんだけど、)新潮社は莫大な広告料
を失い打撃を受け、山田氏への非難が集中してしまったのです。
しかし連載は人気を呼び、週間新潮の売り上げは倍増し損失分を
十分にカバーすることができた、そしてさらに単行本にしようとした時に
心労・過労のため山田氏は入院してしまう。
その単行本がベストセラーとなり社員が入院中の山田氏に報告しにいくと
「200万部を突破するまでは見舞いに来るな!」と一喝。
そして200万部を突破し、その報告をしにいくと、彼はすでに亡くなっていた…
※沈まぬ太陽の主人公のモデルが講演会ではなした内容です。

本を読んでいて誰が悪いとかではなくて、
人間の本質や根本的なものから見直していきたいと思いました。
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108 人中、100人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 2巻途中で挫折, 2009/10/27
レビュー対象商品: 沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫) (文庫)
元国民・・いえ元*AL社員です。2巻目途中で挫折してしまってしばらく経っています。
なぜ挫折したか、作者には本当に感謝しています。よくぞ書いて下さったと。それは、
組合問題による、報復人事は昔も今も当たり前のように起こっているから。カンタロー
さん(恩地のモデルとなった人)のように創成期から在籍して、組織の中核にいける
人材であっても、それは逃れられないんだ、と見せつけられ社内でも伝説の様に語られ
ていました。ですから、この本の内容はごく日常で起こっている事柄なのです。そして
昨日まで、恩地ぽい人だったのに、今日からは、行天になっちゃったって事も珍しく
ありませんでした。なぜそんな会社をやめないのか、それはけっして孤独ではないから
です。そんな仕打ちにあってる人はたくさんいるから。御巣鷹の事故については、避けて
語れない為、大きく取り上げていますが、前記の組合問題とは、次元が別であると、
とらえていただきたい。あの事故は、会長、社長以下、社員全員打ちのめされました。
作品のレビューになりえていないのは、認識しておりますが、他の方のレビューを
拝見してどうしても伝えておきたかったのです。
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67 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間の強さ、おろかさ, 2006/7/2
By 
john - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫) (文庫)
ある男が某国営航空労組の委員長を引き受けたがために、彼の人生を左右させるほどの人事差別を受けていく。

10年にわたる歳月を、アフリカでたらいまわしにさせられながら耐えて行く「アフリカ篇」。

いまだに夏になると思い出す「御巣鷹山篇」。

関西経済から経営建て直しのために就任した会長を支えるための会長室の部長として社内の暗部と格闘する「会長室篇」。

全体を通じて作品の底流を流れる、「人間の尊厳」とは何か、という作者の問いかけに対して読者も考えながらページをめくる。

「御巣鷹山篇」だけは、この作品のなかでも独立している。

文庫であれば3巻目だけを読めばあの悲惨な事故が甦る。

御巣鷹山篇だけは事故の被害に遭われた方が実名で登場する。

改めてあの事故がどれほどの人間の人生を狂わせたかを思い知らされる。

事実を元にして「小説的に」構築した作品であるために、登場する人物は「大体」実名がわかってしまう。

取材対象も「差別された側」からの情報が多かったであろうことは想像に難くなく、その点については批判があることも承知している。

しかしながら、片方の側から見えた「事実」がここにあるのである。

会社と個人の関係について考えると共に、作者の力量に感服した。
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