「会社というのは資金繰りが良好であれば、損益計算書の利益がマイナス(赤字)であっても倒産しません。資金繰りの良し悪しというのは、キャッシュフロー計算書に、如実に表示されます」。
『決算書はここだけ読め!』がとてもよかったので、こちらも読んだ。第2弾。近年企業経営で重視されているキャッシュ・フロー計算書に的を絞って、見るべきポイントを説明している。本当にわかりやすい。
営業CF、投資CF,財務CF。主に見るべきところはそれだけ。あとは、それぞれのCFの金額とバランスをチェックする。おかしい場合はそれぞれの明細を確認する。必要に応じて損益計算書とも付き合わせる。一見、利益が出ている企業でも、CFに注意を払うことで隠れた健全性がわかる。
JR東日本のようなリアルな例もいくつか載っている。特に、東芝と王将の例は、ちょっと感動した。なかなか深いものである。わかりやすいし、なかなか面白い。ビジネスマンなら、どんな職種であったとしても会計の知識は無いよりはあった方がいいにきまっている。『決算書はここだけ読め!』と共に、実用性の高い価値ある一冊である。