同著者による「財務3表一体理解法」の実践編的な位置づけの本。
図表が多く、解説手法も一貫しているため2時間程度で読み切れる。
同著者の類書の「財務3表一体分析法」よりクオリティは全般に高い。
図表もみやすくなっており、記述も内容により網羅性がある上に、まとまりも向上。
「財務3表一体分析法」を買うならこちらを買うべきである。
同著者の前作である「財務3表一体理解法」は、読んでいなくても、エッセンスは十分理解できると思われる。
もし興味がわいたら「財務3表一体理解法」も手にとってみればよいと思うが、
全くの会計初心者でなければ本書だけで十分である。
本書では、業界の平均的なB/S、P/L、業界の中での1位・4位のB/S、P/Lなどを、図で比較して解説。
単に売上高やシェアを比較するよりも、業界の特徴、業界内の企業の特徴が浮き彫りになってくる点が興味深い。
就職活動中の学生や、財務分析の初心者におススメできる。
PERやPBRといった株価指標とP/L、B/Sの議論は「財務3表一体分析法」に新しく加わった部分。
株価指標の議論は内容的には後の業界解説にはあまり関連づけがなく、蛇足感がある。
株価指標について学びたい方は他の本を当たった方が良い。