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決断力 (角川oneテーマ21)
 
 

決断力 (角川oneテーマ21) [新書]

羽生 善治
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (147件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

決断力角川oneテーマ21
26歳にして将棋界史上初の7冠を成し遂げ、天才の名をほしいままにした羽生善治氏。現在34歳、人間的にも円熟度を増した今、自らの「勝ちに向かう思考法」を解析して示す。羽生氏は何より直感力を重視する。1000局以上の公式戦で直感的に閃いた一手の7割は正しい選択だったと言う。データや前例に頼ろうとする戦法では、肝心な閃きが失われていくという。

パソコンは数多の対局から再現したいものを瞬時に取り出し、分析できる。しかし、この利便性も「強さ」に直結しているわけではないと語る。天才が集う世界では、データや既存情報の先にある新しい発想こそが勝敗を分けると言い、「知識+自分の思考・アイデア」を存分に機能させることが決断の極意だと論じている。


(日経ビジネス 2005/09/26 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社 / 著者からの内容紹介

勝負の分かれ目にある集中力と決断力。勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす勝負の極意を公開する。

登録情報

  • 新書: 201ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/07)
  • ISBN-10: 4047100080
  • ISBN-13: 978-4047100084
  • 発売日: 2005/07
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (147件のカスタマーレビュー)
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79 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 Scientistが読んでも、得るところが沢山あります, 2005/7/17
By 
ゴルゴ十三 "Joke Togo" (Japan) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 決断力 (角川oneテーマ21) (新書)
将棋の羽生さんが書く本だから、もっぱら将棋ファン向けの将棋の本なのだろう、とお思いの方がいらっしゃるかもしれません。しかし、視点を変えて本書を読むと、将棋だけに通じる話ではない、と気付かされます。これはあらゆる分野における「研究者」にも通じるところがある話なのです。

現代の将棋は昔の将棋と違いデータベース化が進んでおり、パソコンで誰でもデータにアクセス出来ます。(→ 却って情報過多な位で、全ての情報を調べるのは時間的に不可能)「新手一生」でなく「新手一局」、どんな新アイディアもたちまち古くなる。そんな中で、如何に創造力を発揮し続け、最前線で活躍を続けることが出来るのか? このような話は、将棋の分野だけに限りません。現代の自然科学の研究でも、状況はまさに同じです。「将棋の研究」を「科学の研究」と置き換え、「将棋の対局相手」を「自然」と置き換えると、面白いことに研究者としてのあるべき心構えは将棋でも科学でも同じなのだ、と気付かされるのです。
例えば「対局相手にアイディアを引き出してもらう」という処を読んで、「科学とは自然と人間との協同作品である」(中谷宇吉郎氏)を思い出しました。対局(実験)する前に「こうなるのではないか?」と色々と考え尽くした積もりになっていても、いざ対局(実験)してみると、予想外のことが必ず起きます。そんな慣れていない状況になると失敗する確率も当然高まりますが、未知の事態に踏み込むのを恐れるのでなく、そこに挑戦する楽しみ(新発見の喜び、充実感)を持つことが本当に大事なのです。「現在のリスクを回避することは、未来のリスクを高めることになる」という氏の発言に、ドキッとさせられました。

この羽生氏の本を読むと、氏が将棋だけの勉強でなく、他の色んな分野に興味を持っていることに気付かされます。(「素人のように考え、玄人として実行する」の本を書かれた金出武雄先生の話まで出てくるのにはビックリしました) あらゆることに興味を持ち、自分なりの言葉で理解するという氏の姿から、「知識を知恵に」昇華させるご様子が窺えます。「大局観」を磨くとはこういうことなのだ、ということが氏の言葉の端々に現れています。他の分野の学徒も、そんな氏の姿勢から学ぶ処が多いと思います。「自分はこれからどうやって研究を進めて行けば良いのだろう?」と迷った時に、こういう本も読んでみては如何でしょう? 得る処があることは請け合いです。

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38 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読みやすすぎて気味が悪かった, 2005/8/24
レビュー対象商品: 決断力 (角川oneテーマ21) (新書)
究極的には、将棋で次の一手になにを指すかという軸をおいて、そこから派生的に考えられる決断の諸般の論点を著者の視点から書かれたものだ。そこにある、いわば自分への戒めとしてある「べき」姿勢が書かれている。全体の流れは非常に読みやすい。

将棋を指さない人がどう読み取るかは分からないが、すべての章において将棋以外のことと関連付けている箇所が少なくとも一箇所はあるため、決断の共通性を認識できるのではないだろうか。正直なところ、このような決断をせずに言葉を濁して困った顔をしている人達に突きつけたい本である。

一貫して感じられることは、決断をするのは自分であること、そのために自分をコントロールしなければならない、そして決断で自分を甘やかせば将来的にそれは自分への負担として返ってくるという著者の信念である。自分のために自分で考える、自分のために自分を戒める、このような背景が感じられ、とても感じの良い一冊である。

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22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 収穫多すぎ, 2011/1/17
By 
ちぇん (神奈川県座間市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 決断力 (角川oneテーマ21) (新書)
☆何事も下積みが大切。それが出来て初めて含みのある選択が生きてくる。

△物事は拮抗する。何事もちょっとづつしか進まない。
△流れに逆らわない、流れに乗る。
△知識は使いこなして初めて役立つ。
△経験は時として足かせになる。理性と規律の真価が問われる。
△どちらかを勝たせたいという雰囲気や気配は確実に存在する。その気運を呼び寄せることも大切。
△若手とベテランは強みが違う。戦う土俵を変えれば勝機は常にある。
△失敗はアプローチを変えることで昇華する。出来ないことがあっていい。向き合うことが大切。
△心構え大切。それによって適応力や吸収率が左右されてくる。
△目先の損得だけで動かない。全体の流れも考える。(目先が最重要。それを無視してでも動くべき局面がある)
△集中は海に潜る感覚。徐々に深まる。そういうプロセスを大切にして。
△集中力も消耗品。重要な場面で使うことで初めて役立つ。その線引きをつける選択眼も重要。
△集中するために気分転換大切。必ず空白の時間は大切にした方がいい。
△入り口はあるが、出口のない世界もある。そこに足を入れないことも重要。
△ミスは後からやったミスの方が大変。相手のミスも加わった大きくなるから。
△プレッシャーは器が大きければ問題ない。器を大きくする努力をして。
△分からない場面には流れ、趣旨にそった行動をする。
△挽回出来る距離を維持する。それが出来なくなった瞬間、人はやる気を失う。
△形勢不利な場合は、先延ばし、状況を複雑にする手を放つ。
△可能性を見出せない時は、敢えて未知の領域に踏み出してみる。
△どんなに追い詰められても、表情を顔に出さない。
△失敗した際には、次の失敗を防ぐことが大切。自暴自棄にならないで。
△欲を出さない。欲が考えを鈍くする。無を大切にして。
△何事も満足、収穫を見つける。それが次の原動力になる。
△集中力は根気、根気は体力によって養われる。体を大切にして。
△ベストを尽くせる環境に身をおけることが充実のコツ。
△相手の意図を考えることで駆け引きがうまれる。
△諦めると進歩は止まる。結果が出ない中、続けるかが大切。そのための動機、心構えが重要。
△ペースを落としてでも続けることが重要。
△暗記ではなく、仕組みを理解する。
△最善を尽くすことだけが最善ではない。時には相手に委ねることも大切。
△持続力大切。そのためのモチベーションも大切。

・学ぶことが極めて多かった。何にしても選択肢の多さが強み?
 それと向き合える自分作りが大切。案外、器の広さを競う競技なのかも知れない。
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