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決断できない日本 (文春新書)
 
 

決断できない日本 (文春新書) [新書]

ケビン・メア
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (71件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「沖縄はゆすりの名人」報道で解任された
国務省元日本部長の爆弾告白
アメリカから見た「日米同盟の真実」

 「沖縄はごまかしとゆすりの名人」と発言したと報道され、国務省日本部長を更迭されたケビン・メア氏。国務省きっての日本通であるメア氏は、本書でまず共同通信記者による歪曲報道の実態に反論します。なぜ、こんな記事が掲載されたのか、そのプロセスを詳細に追跡していくと、ワシントンにいる反基地運動の日本人女性弁護士の存在が浮かびあがります。さらに彼女と「ゆすりの名人」発言を証言したアメリカン大の学生たち、記者との不可解な連携。沖縄基地問題のキーマンであったメア氏が、反基地運動グループの仕掛けた日米間のトラップに嵌まっていくさまが浮き彫りになっていきます。
 実はメア氏は東日本大震災の折り、米軍と自衛隊による「トモダチ」作戦のタスクフォースでロジスティック担当(調整官)を務めていました。原発事故発生直後、東電から「真水を運べないか」といわれたこと、菅政権の事故対応の拙劣さに驚き「駐米大使を呼び出した」ことなど、内部にいたものしかわからない新事実を明かしています。さらに、「トラスト・ミー」と言い放った鳩山政権の迷走ぶり、沖縄の普天間基地はなぜ合意から15年も経って返還できないのか、沖縄に潜む「補助金システム」の弊害、そしてその沖縄を狙っている中国政府の動き、日本の核武装に対するアメリカ政府の姿勢などなど、これほどホンネをぶちまけた外交官の内幕話は他に例がありません。
 「愛した日本でいちばん嫌われた外交官」による爆弾告白。これまで報じられなかった「日米同盟」の真実が見えてくると同時に、問題に対して皆のコンセンサスを重んじるあまり「決断できない日本」の現状を鋭く指摘しています。

内容(「BOOK」データベースより)

「沖縄はゆすりの名人」などとレッテルを貼られ更迭された米国務省元高官が明かした事件の真相。対日政策三十年のキャリアをもつ外交官が見た「トモダチ作戦の内幕」「沖縄基地問題の迷走」「日本の政治家たちへの評価」などアメリカ政府の本音を激白する。

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/8/18)
  • ISBN-10: 4166608215
  • ISBN-13: 978-4166608218
  • 発売日: 2011/8/18
  • 商品の寸法: 17.3 x 11.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (71件のカスタマーレビュー)
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117 人中、105人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By maya
メア氏がアメリカ人であるということを差し引いても、日米同盟の重要性を多方面―原発事故、沖縄基地問題、尖閣問題など―から非常にわかりやすく説明してくれるガイドブックのような本です。
原発処理問題での民主党政権の拙劣さは今更言うまでもないことですが、日本が技術大国としての自分を過信しているのでは、という指摘は耳に痛かった。
しかし書かれている彼の提言をそのまま受け入れれば、アメリカの企業に有利なように利用された、と右からも左からも批判されたでしょう。
それにしても最重要であった初期段階ではアメリカからの支援をことごとく蹴っていたのに、手が付けられなくなってから一気に依存してきたという、政府の幼稚で身勝手な対応は恥ずかしくてうつむきたくなります。
日本側のさまざまな心理的屈折もからんで、日米があらゆる意味で非常に複雑な関係であることをダイジェストに勉強できました。
アメリカが経済戦略で日本をいいように操っていることを考えれば、無邪気にトモダチと言い切る気にはなれないけれど、この本を読めば、それもこれも含めてお互いに持ちつ持たれつの関係であることには間違いない。
安全保障上の同盟関係と、経済戦争上の相手国という複雑なこの両国のパワーバランスを取るという理想の実現には、どれほどの手腕を持った政治家が必要なのか、考えさせられます。
文章の運びがスピーディで、言葉も平易、若い人にも読みやすいので、ぜひ一読してほしいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
106 人中、91人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By okusama
日本の左翼の女性弁護士が、裏で共同通信と組んで、
メア氏を嵌めたことがよくわかる。

沖縄の現実が語られているし、
日本の政治の脆弱さもよくわかる。

確かにアメリカサイドの発言だけど、
日本が大好きで、日本の文化を理解したうえでの意見だ。

メア氏のヒッピーっぽい若き日の写真がなかなかいい。
ついついページをめくり返しては何度も見てしまう。

私は申し訳ないけれど、「沖縄はゆすりとたかりの名人」と言う言葉が、
たとえ共同通信があてこすって使った言葉だったとはいえ、
ある意味真実を語っているからこそ、反発を買ったのだと思う。
痛いところを突かれたのだ。
更迭されたと喜んでいた人たちは、
この本で「がつん」とやられたことだろう。

沖縄でも売れるといいな。
このレビューは参考になりましたか?
38 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 博多ムーミン トップ500レビュアー
 沖縄に対する“ゆすりの名人”発言で“有名人”になったケビン・メア氏の弁明を
含んだ著作。学者の書く理念的なものではなく、現実の外交の世界に身を置いたメア
氏の視点から、一つ一つの事柄を誠実に捉えている。

 職務に忠実で、正しいと思ったことは「正しい」と言い切るアメリカ人的な発想
法を知るには、うってつけとも言えそうだ。
 「敵を知り己を知る」という点において、学ぶ点が多々ある。別にアメリカが「敵」
という訳ではないが、相手の発想法を知らねば、本当の外交はできない、という点に
おいて勉強になる、ということである。
 
 外交相手として、アメリカの尊大な態度に憤りを感じることがあるが、メア氏の言
葉を信じる限り、その奥底にはとても善良な動機があるとも感じた。裏のまた裏を読
み、相手の立場や心を忖度(そんたく)しながら進めていく日本的手法と、明快でス
トレートで現実的ななアメリカの手法と。善悪はともあれ、互いにもっと知り合う必
要があると、この本を読んでさらに強く思った。

 それと、気になるのは、中国に対する感覚の違いだ。メア氏は、今の中国を「独裁
国」と断じており、「中国」「北朝鮮」VS「アメリカ」「日本」「韓国」との図式
をはっきりと描いた上での軍事戦略を想定している。「今」「現実的」には、確かに
その通りだろう。だが、今後のビジョンとしてそれで良いのか。大変な難問ではある
が、現実の次元からすっきりと割り切ってしまうメア氏の明快さにも、何か違和感が
残った。

 日本のマスコミの質の低さ関する記述は、一方的な反論とはいえ、メア氏の言い分
の方に共感を覚える。いずれにせよ、日本のマスコミのレベルは恥ずかしい限りであ
る。

 仕事のよくできる知日派のアメリカ外交官の眼から見えている日本の姿がほうふつ
として、とても面白い読書体験であった。
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メアさん、これまで大変ありがとうございました。
米国政府の立場で、これだけ長く日本の安全保障に関った人がいた事実を、本書で始めて知った。... 続きを読む
投稿日: 4日前 投稿者: Gogi
やはり そうなのか・・・
組織の上に立つ者は、その地位がなんであれ、逃げない・ぶれない そして決めることが求められるのですが、政治家と官僚の世界は異なるようです。... 続きを読む
投稿日: 27日前 投稿者: H.Suzuki
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投稿日: 1か月前 投稿者: Kana
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【お客様は、2012/3/7にこの商品を注文しました。】

『やはり元の木阿弥』という意味でしょうか?... 続きを読む
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