爆風スランプの中でもかなりの名曲を集めたベストアルバム。
このアルバムでしか聞けない曲もある。一曲目の「イエローイエローハッピー」と最後の「ブレイヴ・ラブ、ティガ」の二曲。
(ただこの2曲は他のアーティストに提供した曲ではあるが)
爆風スランプのアルバムには時々ファンでも「???」と思わせる曲が多いがこのCDは比較的マトモ(失礼)で手堅くまとめられている。
どの曲のメロディも個性的だが、やはり爆風の魅力は歌詞。
とは言っても「良い歌詞」だけではなく「聞けば聞くほど味の出る歌詞」が多い。
10曲目の「愛のとんかつ」では豚が美少年に惚れて…という内容。
比喩などではなく、ホントに豚。そして自分の肉で好きな男の子にとんかつをつくってしまう。
なんじゃそりゃ!と思うかもしれないが聞いてみるとしだいに豚に「頑張って!」と祈ってしまう。
15曲目の「ザ・ブルー・バス・ブルース」はビッグになる!というロック少年たちが
移動時使っていた古い大きなバスとの思い出と別れ。という内容。
かと言って寂しいメロディではなくウキウキする楽しい曲。
別れは寂しいものでもあるが新たなステップでもある…。
「美男と美女のドラマティックな展開」ではなく「ちょっとおマヌケな人(豚)たちが精一杯頑張ってます」というものが多い。
この等身大の歌詞をぜひ味わって欲しい。