旧版に対し「65種を追加」という売りでの「決定版」なのだが、追加種の扱いは1ページあたり2〜5種(本編では多くは“1種”2ページ)で、わずか24ページ。必然的に画は非常に小さく、細かな違いなどほとんど判らない。また、画そのものの描き込みも非常にあっさりしたもので、これでは本編並みに拡大図示することははじめからできなかったのかも知れない。(加えて、この中には日本には分布しないミカドキジやコキンメフクロウ等も入っている。)
旧版本編の問題であった図示標本のデータ(採集地、亜種、年齢や性別、生殖羽かそうでないか等の区別)は、(もともとあった一部を除き)今回も盛り込まれることはなかった。
このような改訂版を(しかも「決定版」と銘打って)出すことを出版社はどのように考えているのであろうか。非常に疑問に感じた。