はっきり言って、この先生は初学者に数学を教えることに向いていない。
ベクトルの本もそうだし、行列、一次変換の本もそう。
例えば、ある問題で、「式をあらかじめ4倍しておくと分数が登場しないので計算しやすい」と書いてあります。
ですが、「なぜ4倍すると分数が出ないと見抜けたのか」が書いてありません。既習者の人なら、分かるでしょうが、ベクトルが全くわからない人には意味不明だと思います。
他にも、「係数の和1の公式」などと、概念をしっかり理解すれば当たり前のことをまるで重要公式であるかのように扱っています。既習者なら、こんなの当たり前じゃんで済みますが、初学者だと、公式なんだ、暗記しなくちゃと無駄な努力をする羽目になります。
他にも多々ありますが、この先生の本は、初学者には分かりにくいし、既習者がさらなるレベルアップを図ることにも使えません。もし、あなたがベクトルを本当に得意にしたいと思うなら、古本屋で、山本俊郎先生のベクトル本を買うか、東京出版から出ているベクトルの本を買うことをお勧めします。(後者も初学者には厳しいかも知れませんが、この本よりもよっぽど詳しく本質を書いてくれているので、頑張って読めば必ず力がつくはずです)