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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
祇園精舎の鐘の音,
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レビュー対象商品: 決定版 大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈上巻〉 (単行本)
本書は題名の通り、およそ1500年〜2000年の間の、その当時における大国の興亡と衰退を分析したもの。上巻では明(中国)・オスマントルコに始まり、ハプスブルク家を経て第1次世界大戦までを描いている。過去の分析ではあるが、無論「温故知新」で今後の展望が著者の究極の目的なのであろう。大国の定義は難しいが、一般に「富と武力」において圧倒的に他の国に優っている事と言えるだろう。このため、副題に"経済"と"軍事"という名前が付いているが、著者はワザワザ軍事の本でも経済の本でも無いと断っている。しかし、書かれている内容はやはり軍事力と経済力に関する事が大半だ。本書の最大の特徴は、これらを詳細に数字化している点だ。人口(=兵力)、戦費、国民総生産、鉄鋼生産高、防衛費、戦車の生産台数等々、数字的分析のオンパレードである。それだけに論旨に説得力がある。そして、これらの要素を突然変える要因の一つとして"産業革命"のような技術革新及び国際情勢の変化・パワーバランスを挙げている。 しかし、著者はこうした事態の進展はどんな国にも個人にもコントロールできず、"時の流れ"の中を漂っているだけで、できるのは"舵取り"だけだと東洋的な事を言う。数字的な裏付けに基づいた冷静な分析をしながらも、全体の俯瞰図を見失わない「大国の興亡」史の決定版。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アカデミックな歴史書,
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レビュー対象商品: 決定版 大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈上巻〉 (単行本)
500年間の様々な国家の興亡を解説した重厚な歴史書です。特徴としては次の3つが挙げられます。1)大国たるためには軍事力と経済力が必要であり、この2つの力に焦点を当てていること。すなわち軍事史と経済史から成る著書であること。2)書物としての面白さより、研究材料としての有益性を重視しておりアカデミックであること。具体的には国力は相対的であるため、リーダー的地位の国のみを論じるのではなく、その他の主要な国々についても論じて比較していること。3)下巻の最終章では、執筆当時の世界情勢と歴史的事実から類推される根拠の2つを軸に、21世紀の世界について示唆に富む予測を行っていること。 今後の紛争及び世界経済の動向を考える上で、数十年という過去の期間を観察するだけでは不十分であり、数百年の期間が必要であることを本書は教えてくれます。アカデミックであるため退屈な箇所もありますが、多少の苦労をしても十分な対価を与えてくれる名著であると思います。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大国の興亡史,
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レビュー対象商品: 決定版 大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争〈上巻〉 (単行本)
一級の歴史書。大国の興亡史はありふれたテーマであるが、これほどの大著はなかなかお目にかかれない。細かい部分 の記述に力を入れられていながらも、論全体の構成を見失 うことなく文章を追えるようにさせている構成力には、脱 帽。 上巻は、前近代から近代に入ったと考えられている1500年 から、第一次世界大戦が終結に向かう1918年までである。 分量が多いために読了にてこずる人が多いようだが、そう いう場合は読み方を変えてみることをお勧めする。ありふ れた方法だが、まずはしがき、エピローグ、解説を読んで から、本論を3時間かけずに読破する。それから、頭から 普通に読み始めれば、それほど苦もなく全体を読み進めら れるはずである。
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5つ星のうち 4.0
読み応えのある大作です
1500年から1980年代までの、「世界の大国」の間の戦争と経済発展の歴史です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: Cafe Red Sky
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