この著書は、医療に従事している人や、何らかの手技療法を
仕事とされている人には教科書に、
また、病を抱えて、よりよい治療を探している人には、
希望の書となるだろう。
そして、なんとなく手に取った人には・・・、
思いもよらず、人生の転換を迫ってくる(ある意味危険な?)
哲学書である。
読み進むごとに、よりよく生きたいという、明快な欲求が
生じてくる。
いまの段階では、この欲求だけが、確かなものだ。
また、読めば読むほど、気や経絡に対する謎も深まるような
気がして、知識として取り込むのは不可能である。
だからこそ面白いとおもう。
この『タオ指圧入門』を読んでいると、
もう一冊、浄土宗の僧侶でもあるという著者による
『仏教入門』という(架空の)書物が読みたくなってくる。
以前、同著者の『気心道』という本を読んだことがあるが、
具体的な修行の実践の仕方を著していたと、記憶している。
是非ご一読をお薦めする。