A CANCER JOURNAL FOR CLINICIANS という医療専門誌の記事を紹介したいと思います。著者はアンドリュービッガーズ。治験方法学者であり治験方法解析のプロです。2004年の記事です。
彼によるといくつかの代替医療はもはや未証明と批判されるのではなく、無効だと反証済みの医療だと非難されるべきだといいます。
このゲルソン療法の親戚ともいうべき、リビングストンウィーラー療法、また本家ゲルソン療法の部分について抜き取ってみます。
まずリビングストンウィーラー療法とは浣腸や栄養素の注射もするゲルソン療法を基礎とした代替療法です。
78人のこの療法の患者と標準療法の患者をコホート群研究で比較しました。
コホート群研究(前向き、計画的)ですから、年齢、人種、性別、部位、診断後日数をあらかじめ揃えました。
結果は両群の全ての症例で結腸、直腸、非小細胞肺、膵臓、黒色腫の進行があり、余命1年以内と考えられました。
結果は両群の生存期間に差はなく、中央値は1年でした。85%は2年以内に死亡、QOLはリビングストンウィーラー療法の方が有意に劣っていました。
代替療法側の82%の進行がんに奏功という主張が論破されたということです。
またゲルソン療法のものですが、ゲルソン療法側での後ろ向き調査は標準療法に比べて明らかに生存期間が長いと主張しています。黒色腫の例ですが(これについては最初の方に本書にも掲載されています)
意図的に40%の患者を除外して行っていることが発覚しました。
これを批判するとゲルソンの医師は確かに効果はあるとの十分な証拠とならないと認めたようです。
ビタミンC大量療法とリトリール療法もすでに否定されています。
http://www.gankeijiban.com/bbs/kenkoushoku/log/1150972935.html#27
参照してください。